【役に立たない】英単語の語彙が少なくてもWordleを楽しむ推理的発想

Wordleというクイズをご存知だろうか。

もし知らなくても、ある時からTwitterに灰色(もしくは黒)と黄色と緑の四角が組み合わさったツイートを散見したことはあるかもしれない。

元々は個人が趣味で立ち上げたクイズだったが、それが短期間で余りの人気となり、ニューヨークタイムズが買い上げた。

ルールは、上記のサイトから?マークをタップすると出てくる。

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クイズのルールはざっとこうだ。

  1. 5つのアルファベットから成る英単語を当てるのに6回まで入力できる。
  2. 入力する単語は英語として存在しなければならない。デタラメにアルファベットを並べることはできない。※他言語から引っ張ってきた外来語も存在するので注意
  3. 1トライ毎に、正解の単語と同じアルファベットが同じ場所にあれば緑で表示される。正解に含まれるが、場所が違うと黄色、全く含まれていなければ灰色で表示される。
  4. Twitterでよく見る「Wordle xxx 5/6*」のアスタリスク(*)付きはハードモードで、前のトライで試して正解したアルファベットを使った単語しか試せない。このハードモード有効/無効は、画面右上の歯車⚙マークから選択可能。初心者はハードモード解除がオススメ。

なお、1日でトライできるクイズは1つきりであり、ネタバレ厳禁である。*1
ネタバレ厳禁であるが故に、この先の説明に困難が予想されるがとりあえず行ってみよう。

このクイズは、シンプルだが実に良くできている。

5つのアルファベットから成る英単語というところが絶妙だ。4文字なら思いつくかもしれないし、6文字なら無限大にありそうなのに、5文字となると思考停止することが多い。正解に辿り着いた時、いやめちゃくちゃ知ってる単語!ということもある。

ただ、これは私だけなのかもしれないが、こういうことがよく起きる。


同様のツイートが何個もある

このクイズをやると、知らない英単語がたくさんあることに驚くと同時に、知らなくても当たるもんなんだな、と思う。

やり始めの頃に私が参考にしたのは、エドガー・アラン・ポーの『黄金虫』に出てくるこの一節だった。

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英語は26個のアルファベットで構成される。そのため必然的に、使われる頻度に差が出る。

加えて、英単語の性格というか何というか、そういうのを知っておくとワンチャン正解が狙えるかもしれない、という話である。ちなみに以下に書くのは私が考える攻略法で、必ずしも正しいとは限らない。悪しからず。

  • エドガー・アラン・ポーの作中の説に則り、eやa、あるいはoが含まれる特定の英単語を1トライ目に入力してみる。→ex)piece, share, dodgeなど
  • aeiouの母音を早めに突き止める。5文字の英単語で母音が1つも入っていないケースはレア*2。一方で、ルールに例として挙げられたようなvagueは母音が3つも含まれる。あとは5文字の中に同じアルファベットが2個含まれる場合もある(上記のpeaceも同様)
  • aeiouのうち同じアルファベット2個続いて出てくるの、eかoが多い。→ex)agree, tooth
  • aeiou以外でhが含まれるものを早めに特定するか篩い落とす。→ex)wh/sh/ch/ph/th/gh(t)など
  • aeiouを含まない終わり方をする単語を潰す→ex)world, scoldなどの-ld、stick, luckyなどの-ck(y)
  • eで終わる単語がめちゃくちゃ多いので覚悟しておく。

あとは、どう言語化していいかわからないのだが、アルファベットの組み合わせに慣れることだ。単語の意味はわからなくても構わないが、どう考えてもその組み合わせはないな、と思うものを避ける。
例えばsh-はありそう(というか沢山ある)だけどfh-はないな、とか、fr-はありそう(ex: frier, frank)だけどsr-はないな、とか、sm-はありそう(ex: smart, spasm)だけどfm-はないな、とか、gr-はありそう(ex: great, groan)だけどgk-はないな、とか。感覚的過ぎるか?

トライを重ねるごとにヒントが増えていく(正解でないアルファベットが消えていく)ので、最後はそれっぽい配列をローラー作戦、ということも割とある。

また、今はスマホで英単語を打ち込もうとすると予測変換が出るので、そこで試してみるのもありだと思う。ただこれは単語の頭にしか使えないので、最後は私も辞書アプリに頼ったりする。

しかしそれでも正解に辿り着かないことがあるのも事実で、ダメだったら負け惜しみをツイートし、また明日を待つのみである。


ちなみに、今日(7/20)の正解の英単語の意味も私は知らない。

 

 

*1:この答えが全世界共通なのか、個人によって違うのかはよくわからない。検索するとネタバレを踏みそうで怖い。

*2:今パッと思いついたのはrhythm(リズム)…と思ったら6文字だった。あかん。ただrhyme(韻)のように最後にしか母音が付かないのもレアな気がする。