「中の人」に会うことについて

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ジャスティス・リーグを映画館で3回観た。3回めは今さっき観終わったところだ。

私が観に行ける範囲のシネコンで、私が観に行ける時間帯の上映は今週が最後のような気がして、何かに駆り立てられるように観た。

同じ映画を複数回観ることに理解を求めようとしているのではない。

今月の始めのコミコンで、確かに私は映画の中の人(ベン・アフレックを除くジャスティス・リーグの主要キャスト5人:ヘンリー・カヴィルガル・ガドットジェイソン・モモアレイ・フィッシャーエズラ・ミラー)を肉眼で見たのだ。

しかし、映画で観る彼らの姿の現実味に対し、私が体験した現実の非現実味がいや増した。いつもスクリーンやテレビやPCやスマホの向こうにいるのが当然の人たちを、眼鏡越しとは言え肉眼で捉えた時に、私の脳みそが処理落ちしたのではないかと思うほどに現実味がなかった。

こんな体験はしたことがない。世界のどこへ行ってもこんな体験はしたことがなかった。旅行へ行けば行った土地のことがそれなりにわかるはずだ。歩いて、見渡して、呼吸をして、自分をその場に置く。そうして帰国してから映画やテレビなどでその場所が映れば、ああ、あの場所だ、とわかる。その時一瞬だけ、自己の認識とスクリーンやモニタの向こうが繋がる。

けれど今振り返ってみても、コミコンで隣に立って写真を撮った人がスクリーンの中の人と同一人物であるという認識ができていない。

あの時コミコンに一緒に行った方々に「あれは現実でしたか?」と、機会があれば私は何度でも訊いてしまいそうな気がする(そうしないように気をつける)。

コミコンのフォトオプやオートグラフのレポは近々書くけれど、コミコン後初めてジャスティス・リーグを観て感じたことを書き留めておきたかった。

 

いや、まだちょっと信じられないわ…。