予定より1時間ほど早くJFK空港に着く。
入国審査は多少並んだがそれほど待たなかった。空港係員の態度が威圧的で、ああアメリカに来た、と実感した。
JFK空港からの道のりは、完全にBさんにまかせっきりだった。
まずAir Train(モノレール)に乗る。だが、この時点で乗車券等は買わない。Jamaica Stationで降り、駅構内から出る時に券売機でチャージ可能なメトロカード($21払うと自動的にAir Trainの運賃$5が引かれる)を買うか、メトロカードが不要な人は券売機の対面にあるキオスクみたいなところで現金で払う。
私たちはマンハッタン滞在予定もあったのでメトロカードを買った。
Jamaica Stationを出たら、Long Island Rail Road(LIRR)に乗り換え。LIRRではメトロカードは使えないので、券売機でOne Way(片道)かRound Trip(往復)を選び、目的地に応じた代金を入れ、切符を購入する。
LIRRには改札がない。時間になったら勝手にホームに降りる。
ホームは質実剛健を具現化したみたいな感じ。
電車に乗ってから切符が切られる。ちょっと懐かしい。
車掌の青年が切符を切りながら、「片道だね。このまま回収する?それともお土産として取っとく?」と言ってくれた。
そしてホテルの最寄り駅、Carle Place Stationに着く。
恐ろしいほどに何もない。無人駅。しかし確かにACEコミコンの広告がある。
コミコン開催会場の周辺をGoogle Mapsで見た時に薄々感じていたが、駅から出て確信した。
この街(というか町)は、車がないと首が回らない土地だ。
大都市を除いて、アメリカのほとんどが多分こんな感じなんだろうなと思わせる住宅街(個人の感想です)。筆者も留学時代に住んだ街はこんな感じだった。
歩いて行ける場所にコンビニ?そんなものはない。生活必需品は車で近くのモールに行き、まとめ買いして帰ってくるのだ。
駅からは、BさんがUberで車を呼んでくれてホテルに辿り着いた。Uberはいろんなネガティブな話も聞こえてきて少し怖く感じていたこともあったが、旅を終えた今ははっきり言える。この旅はUberなしでは不可能だった。
Bさんは西海岸を訪れたりしてUberを使った経験も多く、評価を見てドライバーを決めたり、自分もパッセンジャーとしての評価に関わるので必ずピックアップ場所で待っていることなどを徹底していて、Uber未経験者の私とAさんは助けられるばかりだった。
ホテルにチェックインすると、お昼前だったがもう部屋に入れた。
Aさんと私は同室、Bさんは後から部屋を押さえたので別室でそれぞれ荷ほどきをして休憩した後、ホテル周りを散策。
打ち捨てられたショッピングカートを見つけ、ウォーキングデッドだ!!ストレンジャーシングスだ!!と盛り上がる。
スーパーマーケットなどを物色し、ランチを買ってホテルに一旦戻り、しばしの休憩ののち再びUberを手配して、コミコンが開催されるスタジアムへ向かった。
いよいよ(ようやく、と言おうか)怒涛の3日間が始まる。