アベンジャーズ/エンドゲーム【2回目&3回目】【ネタバレ感想】

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以下すべてネタバレです。(ふせったーからの転載)(時系列)

 

 


ピーターが瀕死のトニーに必死に話しかけて、ずっと「スタークさん」って呼んでるのに最後だけ「トニー」って呼ぶの無理すぎた。しかも「ごめんなさい、トニー」って言ってた。何を謝ることがあるのか…

ガントレットをリレーしきれなかったことか、忠告を聞かずに宇宙まで来ちゃって消えちゃったことか、多分ピーター本人にもわかってなかったんじゃないか。でも咄嗟に出たんだろうな。「トニー」って呼んだ時のピーターの顔がくしゃくしゃに泣いててもうあかんかった。

 


最後にバッキーがスティーブに確かにI’m gonna miss you, buddy.と言ってた。でも字幕は「気を付けろ」で、字幕と違いすぎて驚いてスティーブの返事聴き損ねたよ巻き戻して!!
で、スティーブは帰ってこず、少し表情を曇らせながら後ろを向いたバッキーがベンチに小さな背中を見つけた時、ちょっとだけ驚いた後ふっと笑顔になった。

サムのこと呼んで、2人でベンチに少しだけ歩み寄って、サムに「見てこいよ」って言った時も、サムが盾を受け取るのを躊躇ってバッキーの方を見た時も、バッキーずっと微笑んでたよ…!!あれもう初めから全部知ってたよバッキー…!!

うおおおあかんstucky好き

 


一緒に観た家人の抱いた疑問。スコットがタイムトラベルの時に「ピム粒子の数は限られてる」と口酸っぱく言う。1人1往復分しかない、って。で、疑問を抱いたらしい。

2014年のモラグに行ったローディとネビュラ。無事パワーストーンを回収して帰還しようとするも、ネビュラだけが2014年に残され、サノスに捕縛。
その後、現代のネビュラ(ネビュラA)は捕らわれ、2014年のネビュラ(ネビュラB)がネビュラAの持っていたピム粒子と専用スーツを着て現代に戻ってきて、タイムトラベルの装置で2014年のサノスの駆逐艦を現代に呼び寄せる。でも、どうやって?

劇中でタイムトラベルをするには、1)ピム粒子、2)量子世界まで行くため極小になれるスーツあるいは技術が必要なはず。
そしてネビュラBが装置を操作して2014年のサノスを現代に呼び寄せてた(駆逐艦は装置を出た瞬間巨大化した)けど、そんな簡単に呼び寄せられるもの?

家人は「どう考えてもピム粒子の数が合わないし、極小化の技術が一朝一夕で模倣できてタイムトラベルがそれほど簡単ならサノスはもっと簡単にインフィニティストーンを集め終えてただろう」と言って、頭を悩ませている。

やはり誰かと観ると新しい発見があるものだ、と思う以外に私には答えは見つけられないけど。あと書いてて頭こんがらがってきた。

 


ティーブとバッキー、サノスの指パッチンによって引き裂かれた仲間としての再会の瞬間の描写がトニー&ピーター、ロケット&グルートとかと比べて少なさ過ぎる、むしろ無いに等しいと初見は思ったけど、エンドゲームという11年続いた映画のラストでのあの別れ→再び会うシーンは他の仲間たちの再会と同じくらいエモーショナルだし、台詞は少ないけど何よりバッキーの表情が多くを語っていると思った。

キャプテン・アメリカとしてのスティーブの旅の終わりと、バッキーがそれを見届けたというシーンをとてもゆっくりと見せてくれたのが、今はとても嬉しいです。

 


クリントの3番目の息子さん、ネイトって呼ばれてて、ん?って思ってたけどあれだ、ナターシャの男性形Nathanielの愛称がNateなんだ、 Natashaの愛称がNatであるように。‬
自分が名前をもらった女性が自分を含む何十億の人たちを救うために、自分の父を振り切って犠牲になったことを、いつかネイトはクリントから聞くんだろうな。
ミドルネームも父を守って死んだピエトロだし、日本人の感覚だと重荷にならないかな、と思ったりするけど、1人の子どもが生まれて紡いでいくであろう未来への希望がどれほどの明るさを持つか、どれだけの人の慰めになるかって考えるとすごいよ。

 


ブルースがエンシェントワンに会いに行くシーンで、エンシェントワンが当時まだ自分の弟子でもないドクターストレンジについて、ブルースにタイムストーンを渡しながら「彼は偉大な魔術師です」(字幕うろ覚え)と言う時、原語では「He is meant to be the best of us.(彼は我々の誰よりも偉大になるのです)」と言ってて泣けた。エンシェントワンは最後は道を誤ったかもしれないけどすごく立派なお師匠様だよ…泣

その前にブルースから、ドクターストレンジが自らサノスにタイムストーンを渡したと聞いて当惑し、「何故そんなことを?」と言うとブルースが「多分彼のミスかもしれません(Maybe he made a mistake.)」と言った時、エンシェントワンが「あるいは私のミスかも(Or I did.)」と返したのがすごい残ってる。
もしエンシェントワンがドルマムゥの力を得なかったら、その後のインフィニティウォーも起きなかったかもしれない、なんてことあるのかな。そこでブルースに、自分の行く末を訊くことも出来たかもしれないのにエンシェントワンは何も聞かなかった。ただタイムストーンを託し、ブルースを、ドクターストレンジを信じた。
エンシェントワンが好きだから、エンドゲームで聡明なお師匠様を観られて嬉しかった。

助けを求めて未来から来た人に、決して自分の行く末などは訊かずに助言を与えて返す(ブルース←エンシェントワン、ソー←フリッガ)という立場の人が2人とも女性だったのも、すごく好き。