アベンジャーズ/エンドゲーム【1回目】【ネタバレ感想】

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以下全てネタバレ感想です。(ふせったーから転載)(時系列)

 

 


ステ「俺がいない間にバカやるなよ」バキ「バカがいないのにできるかよ」ってやりとり、FAと逆パターンだったんですけど、スティーブ、70年越しの友達に何も言わずそれは…ステペギ的には最高の終わり方でしたけど…
年老いた後ろ姿だけでスティーブだと気付いたバッキーはすごいけど、歩み寄ったのはサムで、盾を受け継いだのもサムで、じゃあバッキーは…?バッキーはどうなるんだ…
これ私、今後WSとかCW観られるだろうか。EGのラストの解釈で本当に観られなくなってしまう可能性があるので色んな方の感想を巡りたい。

 


私、根っからのstucky担なのでEGではどのみちキャプテンアメリカとしてのスティーブの出番は終わる(クリエヴァの契約終わり)し、バッキーの世界は続いていく(セバスタの契約まだまだある)んだから、それこそ1400万通りの終わり方を探ったってきっと満足できるものは少ないと思う。半分くらいスティーブ死にエンドだと思ってたし。
で、(映画出演の契約という)現実を見た時にじゃあ他にどんな終わり方がよかったのかって言われると、多分EGが最適解だったと思う(ちょっと冷静になってきた)。
ティーブがペギーと人生を共にしても、スティーブがバッキーやサムと一緒に過ごした時間はなかったことにならない(という設定だったよね?)。だったらスティーブが死なずに、そして自然な形でキャプテンアメリカを辞めるとしたら、そしてスティーブとしての幸せを遂げるとしたらあれで良かったのかも。

ステペギ勢にしたら、私もエージェントカーターは観たから、あのEGの終わり方は本当に素敵だと思う。ただあの後ハワードが結局ウィンターソルジャーに殺されたかどうかだけ気になる。ハワードもスティーブには並々ならぬ思いを抱いてたから。

 


EG観たトニー担の方々、大丈夫ですか…。RDJが「望まれているうちに退きたい」と言ってたし、IWから(というかAoUからかも)既にトニーにはどこか捨て鉢なところがあるなぁと思ってたら最後にあんな犠牲を払うとは。ストレンジ先生、それは何も言えないやね…

アイアンマン1で死にかけて胸に埋め込んだパーツで生き残って、「私がアイアンマンだ」と宣言して始まったMCUが、

サノスの「私は絶対だ(I am inevitable.)」に対する
トニーの「私はアイアンマンだ(I am Ironman.)」

で終わるなんて、何という素晴らしい風呂敷のたたみ方。

そしてトニーが、妻と娘との生活を諦めてまでタイムトラベルに賭けようとしたきっかけがピーターだなんて、それはトニーが実の娘を得た後に改めて自身にとってピーターがどんな存在だったかを痛いほど思い知らされたからでは?と思うと、クライマックスのピタトニのハグは値千金だった。

 


EGは、MCUをずっと観てきた人たちに対するとんでもなく大きなご褒美だった気がする。過去のMCU映画のストーリーの裏側や、ストーリーが始まる前のキャラとすら出会えるなんて!!!
アベンジャーズ1のロキ捕縛後のわちゃわちゃ(キャップvsキャップとかどんなご褒美?)(ストーン奪ってササーッと逃げるロキチャン!!)や、ピアース長官にストライクチーム(キャップが言う「ハイルヒドラ」!!)、ソー:ダークワールドのソーとフリッガママとの再会、ハワードとジャーヴィス!そして、ストレンジ先生と会う前のエンシェント・ワン!!ティルダ様がスクリーンに現れた時、思わず声が出るかと思った。まだ知り合う前なのに未来の弟子のことを知り、理解しているエンシェント・ワンに泣いた。
あれは皆、撮り直しというか改めて皆を集めて撮ったのかと思うと、MCUってやっぱりすごいなぁ(小並感)と思わざるを得なかった。

P.S. BGMなしで踊るスターロード最高に面白かった。

 


EGをメタ的に考え過ぎでは?と思うけど許してくれ、精神の安定を保つために仕方ないんだ。

 


ところで、IW終わりくらいから始まった日本の公式グッズによるstucky推しは何だったの…?EGの伏線でも何でもなかったね…?びっくりしたよ?

 


いやでもやっぱりEG、スティーブはバッキー置いてったよねーーー?!(発作)それ

とも何?現代では5秒(スティーブには何十年)の間にバッキーの過去にスティーブが何かしら干渉しててバッキーにはその瞬間に全てわかってたとかそういう展開を匂わせてくれてたら納得できましたけどね?!?!
その辺を二次創作で補えって言うんですかルッソ神よお!!!!そうなんですか?!?!ねえ!!!!

 


EGのふせった感想、色々読んでネガティブな感想もあって何かちょっと安心した。面白かった、面白かったけど、観てきた年月と思い入れの強さを鑑みると納得できないところはある。だから私はメタ的に考えざるを得ない。
ステバキの終わり方なんてその際たるもので、WSとCWとIWで築き上げたニコイチ感は何だったのルッソ兄弟?何で突然最後だけ?とはなる。だからメタ的に考えざるを得なかった(何個か前のふせったーに書いた)。
あとは単独作やドラマシリーズが決まってるブラックウィドウ、ロキ、スカーレットウィッチ&ヴィジョンの今後は…?ってなるけど、そこもまたメタ的に考えざるを得ない。予算が出て契約が成功したんですよね、っていう。

10年以上も同じ主旨の映画を続けて来られた弊害というか、それだけたくさんの魅力的なキャラクターを生み出した副作用というか、そういうのが残るのは仕方ないのかなぁと思ってる。

 


EG、ビッグ3がそれぞれ考え得る終わり方のパターンをそれぞれ迎えたんだなーと思った。1)死ぬ、2)年老いる、3)生き残って隠居、っていう。そして死ぬのはやっぱりドラマチックだよなぁと冷静に考えても思う。
この後書いてることは完全に自己セラピーのためです。なので読まなくていいです。特にトニー担の方々は本当にすみません読まない方がいいです。 

私はエンドゲームでスティーブにどうなって欲しかったか、というと、

生きてて欲しかった。

ひたすらこれだけ。英雄的な死亡フラグ立ちまくりだっただけに、本当にひたすらこれ。
じゃあ何でステペギ的展開にウッとなったかっていうと、多分私の中に、純粋なキャップファンの私/ステバキ強火担が並存してた。

ティーブが生き残ってくれて嬉しい。
vs
ティーブがバッキーを置いてって悲しい。

このふたつの感情のせめぎ合い。
年老いて、ペギーと添い遂げて(ペギーは2016年に亡くなったはず)、かつての仲間のところに帰ってきた。
喜べばいいのか、悲しめばいいのかわからない。

じゃあ逆に、死んだのがトニーじゃなくスティーブならどうだったか?と考えると、多分これ以上に私は打ちのめされてるはず(トニー担の方々すみません)。
トニーに対するペッパーみたいなパートナーはスティーブにはいないし、どう考えてもトニーより悲惨な終わり方になってた気がする。
何より仲間を失って5年経って、トニーには白髪も増えたしナターシャにすら疲弊の色が濃く出てたのに、スティーブと来たら年月が過ぎるのを、年を取ることを否定するみたいに若いまんま(超人血清のおかげなのかもしれないけど)。だからそんなスティーブが、年を取ることを受け入れて老いることができたのは、スティーブにとって良かったんだと思う。

何より私、見誤ってたんだな。ルッソ兄弟、stucky担だと思ってたけど、何よりスティーブ担だった。

私にはもう少しセルフカウンセリングが必要ですけど…。
ラストシーンのバッキー、未亡人みたいだったよ…(それで言うとラストシーンの老スティーブも未亡人ですけど…)