【英語やり直し】文法とリスニング:その①

ご無沙汰しまくってしまった。

【英語やり直し】の記事にも書いたように、モチベーションは上がって下がって下がって上がっての繰り返し…ということでご無沙汰の言い訳にする。

最近「とりあえず英語がリスニングできるようになりたい」「(相手が)英語で何言ってるか何となくわかるけど返答できない」というツイートを散見した。

自身を振り返るに、学生時代の英語の成績は悪くなかったのだが、留学してみたらリスニングとスピーキングはまるで役に立たなかった。それで、留学先のカレッジでは能力判定テストを受けた上で、ESLでも下から2番目のクラスに振り分けられた。

これは多少なりとも英語に自信があって留学した自分にとってかなりショックだった。リーディングの講義を受けていても私にはレベルが低すぎる、なんて思って先生に直談判したほど。しかし先生は、それはそれはゆっくりとした英語で「あなたは確かに文法はできてるかもしれない、けれどリスニングとスピーキングは足りない。このクラスから始めるべき」と言われ、それに従った。先生は正しかったと思う。リーディングの講義のリスニングができなければ他の講義も到底理解できるはずはない。こんな意味のないことはないのだから。

そして私は無事カレッジを卒業してかれこれ10年経ったわけだけど、日本にはまだまだ英語へのコンプレックスを持つ方々がいて、これは何だろうな〜と考えた。

私は好きな俳優さんのインタビューを読んだり動画を見たりしてリスニングをすることもあるのだが、果たして皆がどうすれば英語のリスニングができるようになるのか、あるいは話すことができるのか、私は人に教える術を持たない。でもそれっておかしい。だって私は多少英語がリスニングできて、拙いながらも話すこともできる。だったら私の中には英語をリスニングして話す回路があるはず。

なので今回は、私が英語をリスニングする時どう『聴いている』か、ちょっと分解してみたいと思う。

ではまず、以下の英語の文章を見ていただきたい。

Mr. Jones, of the Manor Farm, had locked the hen-houses for the night, but was too drunk to remember to shut the popholes.

これはジョージ・オーウェルのAnimal Farm(邦題:動物農場)の初めの一節。(余談だけと、初めに書いた、留学時に入れられたESLのリーディングクラスで読んだのがこのAnimal Farmだった)

Animal Farm (Penguin Essentials)

Animal Farm (Penguin Essentials)

 

リスニングの話なのにいきなり何?と思われたかもしれないが、英語を話す人たちは当然文法を守って話しているわけで、リスニングにも文法は不可欠だと思う。で、ここからざっくりとした文法の話になる。

ざっくりとした、と書いたのは私が英語を教えるスキルも資格も持たず、完全に自己流だから。

私が上記の一節を読む時の、脳内では大体こんなことが起こってるよ、というメモを以下に貼る。悪筆失礼。

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英語には基本5文型というのがあり、それは私も昔習ったのだがすっかり忘れている。メモにはごちゃごちゃと書きましたが、私が英語の文章を見て最初に認識するのは「主語」「動詞」「その他」だけ。

これはもちろんリスニングの場合にも共通する。

英語の意味をつかむ時、とりあえず「主語」と「動詞」を探すところから始める。

「主語」が何かor誰かを把握して、そして「動詞」+「その他」の部分で「主語」が何をしたのかorどういう状況なのかをつかむ。何なら単語の意味は1番最後に調べる。

そして上記のメモのように考えて何となく意味をつかんで日本語にしてみた結果が以下。

「Manor農場のジョーンズさんはその夜、hen-houseの鍵は掛けたが、酔っ払いすぎてpopholesを閉じられなかった」

わからない単語はとりあえずすっ飛ばす。これと同じ方法をリスニングでも使う。というか使えれば、リスニングができる、と思う。そしてあわよくばスピーキングも。。。

 

次回は、文法を踏まえてリスニングする方法を書ければ…いいな。