お店に入って店員さんに声をかけられると、途端に居心地が悪くなることないですか。日本でも嫌なのに、ましてや海外なら尚更。
こちらはぼんやりとウィンドウショッピングしたい。店員さんは品物を売りたい。せめぎ合う思惑。
英語圏の店員さんであれば、大抵こう聞いてくる。
May I help you?
いらっしゃいませ、と訳されることが多いフレーズだけど、英語に忠実に訳すと「お手伝いしましょうか?」って感じ。この場合お買い物のお手伝いを指すんだと思う。
で、こう聞かれた時に店員さんに何と言えばそれ以上構われず、お互い気持ちよくいられるのか。
それには、この一言だけで大丈夫。
I’m just looking.(見ているだけです)
アイムをすっ飛ばしてJust looking.だけでも。
これでもうこちらから声をかけるまで放っといてくれる。
フレンドリーな店員さんだと、さらにHow are you?とかHow are you doing?とか訊いてくるかも、そしたらFineやGoodと答えよう。ここでもアイムをすっ飛ばしてOK。
余裕があったらHow are you?(あなたは?)と訊き返してみてもいい。
You?だけでも通じる。この時、ちょっと大きな声でユー↑↑↑?と言うのがコツ。
声がちっちゃいとユー?が虚空に消えていく哀しみを味わうことになる。
日本の中学校では初対面の挨拶として
How are you? -I'm fine, thank you. And you?
と習いますが、そのやり取りを究極に簡単にした感じ。
買いたいものを見つけたら、レジに行って
Can I have this one, please?(これ下さい)
会計し終わったら
Have a nice day!(よい1日を)
と言ってお店を出ると、慣れている人っぽくなる。
もし先に店員さんに言われたら、返事はYou too!(あなたもね)。
How are you?からHave a nice day!/ You too!の流れは、アメリカのスーパーやコンビニのレジでもよく交わされる挨拶なので、覚えておくと気持ちの良いお買い物ができると思う。