NY&ワシントンD.C.年末旅行メモ

2015年の年末、6泊8日でNYとワシントンD.C.を訪れたので、その時のことを忘れないように自分用にメモ。(と言いつつ、これを書き上げようとしているのは2017年末)

 

日程は12/26~1/2。日本とNYの時差は冬時間でマイナス14時間。
つまり日本を26日に発ってNYに26日に着く。帰りは日本の方が14時間進んでいるため、1/1にNYを発つ。

 

 

航空券とホテルは某有名旅行代理店で取った。

飛行機はANA、宿泊場所はLe Parker Meridien(W56st, 7Av)。

チケット代もホテル代も前払いなので、ホテルのチェックアウト時にモタモタすることがなかったのはいいが、決して安くないので次に海外旅行をする時は航空券とホテルは自分で取ってもいいかと思う。

ル・パーカー・メリディアンは確かにラグジュアリーではあったが、次も泊まりたいかと言うと微妙。ブロードウェイミュージカルを夜に観たかったので、鑑賞後歩いて帰れる点はいい。

今回の旅程

1日目(12/26):午前中にNY出発。同日午前中NY着

2日目(12/27):午前中AmtrakにてワシントンD.C.へ移動。D.C.観光、D.C.で1泊

3日目(12/28):D.C.観光。夕方AmtrakにてNYへ戻る

4日目(12/29):NY観光。夜にミュージカル(The Lion King)

5日目(12/30):NY観光

6日目(12/31):NY観光

7日目(01/01):早朝日本へ出発

8日目(01/02):夕方日本着

 

今回の旅行で許した少しの贅沢が、NYに宿を取ったままD.C.で1泊したこと。

旅行代理店のパックで航空券とホテルをおさえたので仕方なかったが、次にやるならば日本発→D.C.着、D.C.観光のちAmtrakでNYへ、NY観光のちJFKから日本へ、とかでもいいと思う。

まずはNYから。

NYを観光するのに、地下鉄を使わない手はない。次のサイトが大いに参考になった。

newyork.navi.com

NYの地下鉄を使うにあたり注意したいのが、日によって閉鎖されている入り口があるということ。ABCの朝の番組では繰り返し案内をしていた。

そしてUptownとDowntownの感覚をつかむ。筆者は生来の方向音痴なので、家人の世話になった。

また、可能ならばポータブルWi-Fiか日本の携帯電話会社の海外旅行向けサービスを利用してスマートフォンを使える状態にしておき、Google Mapsを使うのがいい。乗り換えから、駅を出た後の道案内もしてくれる。

また、Google Mapsはバスの案内もしてくれる。NYは南北に走る地下鉄がいくつかあるが、カバーしきれていない区域も多くある。そういう時にはバスが便利。しかも料金は地下鉄のカード(メトロカード)で払える。

このメトロカード、便利だしチャージもできるが払い戻しができない。しかもチャージする機械には長い列ができていることもあり、なかなかトリッキーではある。有効期限は1年なので、1年以内に戻ってくる確信があるなら大いにチャージを。また、クレジットカードでチャージできる。クレジットカードを読み込ませると「Zip Codeを入力」と出るが、このZip Codeは暗証番号のことではなくアメリカ国内の郵便番号のことで、ここで入力する番号はどこでも良い(らしい)。ちなみにアメリカの郵便番号は5ケタ、ホテルのある場所の郵便番号でもいいし、10001と入力しても決済は可能。現金がない時にはとても便利だ。

NYでの移動手段を得たら、次は観光。

筆者は、カウントダウンは目当てではなく、単に長い休みが取れるのがその時期で、主にメトロポリタン美術館アメリカ自然史博物館を目当てに行ったのだが、年末のNYをなめていた。

年末のNYで上記2つのミュージアムに行くのはオススメしない。

2つとも開館前からとんでもない行列ができている。

しかもこの冬は記録的な暖冬のためまだ良かったが、通常のNYの冬なら諦めるくらいの行列ができる。

 

しかし、年末以外で行く時のためのメモ。 

メトロポリタン美術館アメリカ自然史博物館の入館料について。

www.metmuseum.org

 

American Museum of Natural History



両方とも入館料を設定してはいるが、それは「Recommended」や「Suggested General Admission」と呼ばれ、あくまで目安である。

チケット売り場に行き、「2 Adults」とか「2 Adults and 3 Children」とか言うと、「じゃあいくら払う?」と訊いてくるので、目安の金額を支払ってもいいし、もっと低く支払ってもいい。「20 dollars each」(20ドルずつ)とか、「40 dollars for two」(2人で40ドル)とか言うと受付の人がその金額で入場券をくれる。クレジットカードが便利。

NY観光で検索するとしばしば出てくるのがNYシティ・パスだが、これはNYの主要観光地を巡るとお得なチケットで、上記2つのミュージアムのチケットも含まれている。しかしこの目安の金額で支払われているものなので、あくまでミュージアムだけが見たいとか、目安より低い金額で行く、と言う方は買わなくてもいいかもしれない。あと、シティ・パスを持っていても入館時に並ぶことに変わりはない。

しかし、NY観光を大いに楽しみたい!と言う時にはお得だと思うし、私も今後使うことがあるかもしれないので、日英両方のサイトを載せておく。

www.newyork.jp

www.citypass.com


何より、上記2つのミュージアムで今後行列に並ぶことがある人に言いたいのが、

行列は1つだけではない

ということ。

双方、複数の入り口があり、それぞれ並びたい列に並ぶシステムのようで、中には建物をぐるりと囲むほどの行列もあれば、入り口がもう見えている列もある。そして年末にミュージアムを見ようという人たちはだいたい観光客なので、たいてい最初に目にした行列を唯一と思い長い列を作るが、違う入り口まで行けば案外短い列で入れるかもしれない。もし複数人で観光する時は1人が従来の列に並んでおいて、偵察に出た方がいい。

NYの楽しみ方、もう1つはブロードウェイミュージカル。

英語の読みに問題がなく、定価で問題ないという方ならば、チケットを取るのはticketmasterをオススメしたい。

座席指定ができ、チケットはメールにPDFで添付されるので自宅でプリントアウトすればいい。バーコードがついているので、できればその部分を曲げないように畳んで持って行くといい。

開場は15分くらい前と他の方のブログで見たが、混んでいる時はもう少し早めに行った方が安心。今回行った劇場はMinskoff Theater、タイムズスクエアの懐深くにあるので、ミュージカルの観客以外にも観光客が溢れている。

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今回、ライオン・キングを観たが、ライオン・キングを初めて観る方には通路側をオススメしたい。それはブロードウェイだけでなく日本の劇団四季にも言えることで、そういう点で座席指定ができるのは大きいと思った。

 

次ににワシントンD.C.について。マンハッタンからはAmtrakを使った。国内線もあるが、今回はあまり乗る機会がない鉄道にした。

Amtrakは、NYマンハッタンのPenn Station(Pennsylvania Station)から乗ることができる高速鉄道だ。

以下はAmtrakに乗る時に参考にさせていただいた記事。

bunkaisan.exblog.jp

 

Amtrakアプリ(英語)をダウンロードすれば、スマホからもチケットが購入できる。QRコード(だったと思う)が出るので、これも渡米前にプリントアウトしていく。

日本以外の鉄道にありがちで日本人を戸惑わせるのが、駅に改札がないこと。

Penn Stationにも改札はない。駅に行き、Amtrakの発車するホームを探す。不安だったので前日に発車ホーム周辺を散策できたのは改札がないお陰か。

待合場所のようなところに発車予定の電光掲示板があるのでチェック。

時間が迫ったらホームに降り乗車、車内で切符代わりのプリント用紙を見せる。

待合場所にも列車内にも、フリーWi-Fiが飛んでいるのが嬉しい。列車内にはコンセントが付いているが、中には壊れているものもある。

kouhei50.hatenablog.com

さて、D.C.の地下鉄にもマンハッタンのメトロカードに相当するSmartTripカードがある(バスにも乗れる)。買い方、使い方は、上記のサイトがわかりやすい。

マンハッタンの地下鉄と同様に、開いていない地下鉄入口もある。週末は閉鎖される地下鉄入口があるようだ。

筆者の場合は、閉まっていた地下鉄入口の周りをウロウロしていたら、現地の方が「開いている入口はあっちよ」と教えてくれた。ありがたい。

 

D.C.で見るものと言えば、やはりホワイトハウス

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とおーーーーい。

この距離から見るだけである。インデペンデンス・デイを思い出した。

 

 

そしてスミソニアン博物館(群)。博物館、美術館、動物園まである。

ここを1日で見回るのは不可能。ちなみに入館料は基本的に無料。

www.si.edu

 

そして、こぢんまりしているが大人気の国際スパイ博物館。

www.spymuseum.org

 

怪しい香りがするがこういうのが大好物なので入った。
入場する時にもらえるチケットが既に楽しい。

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表には「ACCESS GRANTED(アクセス許可)」とスパイ映画でよく見そうな文言、そして裏には「THANK YOY FOR SPYING ON US(私たちを秘密裏に探ってくれてありがとう)」。

映画とスパイ、みたいなテーマで展示をやったり(筆者が行った時、ちょうどボンド特集をやっていた)、エンターテイメント寄りに振れている部分もあるが、その上を行く大真面目さでアメリカ始め冷戦時代に活躍したスパイについての展示が充実している。

展示品は実際に使用されていたと書かれており、その辺の臨場感もたっぷりだ。

でも忍者までスパイの仲間に入っていたとは驚きだった。確かに間者・間諜だけど、途端に現実に引き戻される感じがする。

とても楽しかったので、もしもう1度D.C.に行くことがあったらまた行きたい場所の1つ。

 

ちなみにこの国際スパイ博物館への道すがら、ただものではないオーラを発する建物を発見したのでグーグルマップを見てみたら、FBI本部だった。

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D.C.は、アメリカの首都ということもあるのか、マンハッタンと違い高層ビルがほとんどなく道も広く、実に歩きやすい街だった。

記録的な暖冬というのも歩きやすさに関係していただろう。

 

そしてこれはマンハッタン、D.C.の両方で言えることだが、できれば次はもう少し季節の良い時、そして繁忙期でない時に行きたい。