初コミコン記録⑧(コミコン最終日:心臓が口から出て戻ってきた編)

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雪が止み、3日目がやってきた。最終日だ。

今日はCさんも加えた4人全員がヘンリーのVIPチケットを取っている。私とAさん、Bさんはそれぞれジェイソン・モモアさんの一般フォトオプチケット、Cさんはヘンリーの一般フォトオプチケットも。

昨日で諸々のスケジュールがあてにならないとわかった上、今日は昨日より開催時間が短い。時間との勝負である。

今日は全体的に、オートグラフが先、フォトオプが後に設定されていた。

オートグラフの前にヘンリー主催の宝探しに奔走。ニアミスが複数回あったものの、結局ゲットすることはできなかった。

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宝探しゲームとは関係なく撮ったこれらの場所に宝が隠されていることもあった。悔しいー。

 

さて、以降、コミコン覚え書きメモを元に書いていく。

3日目の記事で今さら感だが、コミコンは複数人で行くと楽しさが倍増すると思う。オートグラフやフォトオプに並ぶ時に友達と一緒だと緊張が解れるしテンションが上がる。そして、友達と俳優さんが触れ合ってるところが見れるし、自分と俳優さんが触れ合ってるところを誰かしらに見ていてもらえる。憧れの俳優さんを目の前にしたらほぼほぼ記憶が飛ぶ(私もそんなまさか記憶が飛ぶなんて、と思っていたが飛んだ)ので、客観的な目はとてもありがたい。いいことづくめ。 

12:45、ヘンリーのVIPオートグラフに皆で待機。Cさん→Aさん→Bさん→私の順で並ぶ。スタジアムの客席部分で待っていると、ヘンリーのオートグラフブースの隣のオートグラフブースにモモアさんの姿が見えてにわかに盛り上がる。

その後、ヘンリーのオートグラフが迫ると、どこからともなく歓声が。皆が1つの方向を向いているので、エッ?と思って同じ方向に顔を動かすと、ヘンリーのオートグラフブースのカーテンの端からヘンリーその人が!!…エッ?カーテンから半身だけ出てる!!皆がワァ…!!と盛り上がり始めたのを見たヘンリー、唇に人差し指を当ててシーッのポーズ。皆がアッと思って一瞬口を噤むと、次に両手を広げて手のひらを上にして盛り上がれ、のポーズ。皆がウォォオ!?と盛り上がりかけた瞬間にスッとカーテンの中に消え、皆がウォ…オオ…?となった。何だったのかわからなかったけどとても楽しかった。

そしていよいよオートグラフが始まる。CさんとBさんと私はオートグラフ中にプレゼントを渡す予定だった。

Cさんはサイン中、ヘンリーにお手紙を渡して少しお喋りしていた。友達がヘンリーとお喋りしてる姿を見られるって新鮮で良い(いや前日に会ったばかりなんだけどもう友達扱いです)。Aさんは少し緊張してしまったのか、さらっとサインをもらって終わった。Bさん、サインの後にカルくん(ヘンリーの愛犬。Instagramにもたびたび登場するのでぜひご覧ください)の絵を描いた色紙をヘンリーにプレゼントしたら、ヘンリーがひと目見て喜んで、ハァア…!ってなってた。良いものを見ました、ありがとう。

そして私の番だが、ヘンリーのInstagramで最近グレイシー柔術のトレーニングのことを投稿していたので、日本の柔道着を作っている会社が販売している柔道着の生地でできたトートバッグを用意していた。→(Obi Tote Bag オビトート

これがまぁまぁでかい(ヘンリーにはちっちゃいだろうなとは思ったけど)。あと、神保町に出かけた時に見つけた昔のスーパーマンの映画パンフも2冊(でもヘンリーはスーパーマンを演じるにあたって前のスーパーマン映画を観ていないことを後で知った。やっちまった)。

アンクルのパンフにサインしてもらった後、「I have something for you. May I show you?(プレゼントがあるんだけど、見せていい?)」と訊くとン?というか顔をしてyesと言ってくれたのでバッグを見せ、「このバッグは柔道着で作られています」と辛うじて言い、「websiteに英語のページがないから翻訳した」とも辛うじて言った(気がする)。ヘンリーはたどたどしい英語とちゃんと目を見て聴いてくれた。

そして2つめのプレゼントを渡そうとしたあたりで時間オーバー。スタッフに剥がされた。手紙も渡した気がするけど記憶がない。ヘンリー宛にしたから大丈夫だとは思うけど、どっかに落ちてなければいいけど。(↓用意したプレゼント)

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ここでAさん、Bさん、私の3人はモモアさんのフォトオプに行くためCさんと一旦別れた。

しかしフォトオプブースに行ったら、モモアさんのオートグラフ終了が遅れている関係で、先にヘンリーのVIPフォトオプやるよ!とアナウンス。ヘンリーのVIPフォトオプはCさんも撮るのに!フザケンナーーーとなりながらCさんにLINEしまくり、既読つかない!と焦りながらとりあえず入場。その後Cさん合流してひと安心。しかし今度はそのヘンリーVIPの列が一向に進まず、スタッフがモモアさんのフォトオプの人いる?と訊いてくる。ハイ!ハイハイ!と手をあげると、今度はヘンリーは遅れててモモアさんが先に来るから列移って、とのこと。スタッフは私たちの集団を見てWさんだけが残るのに気付き、「友達にここのスポット取っておいてもらって、あなたたち向こう行って」と言うのでCさんに後を託しモモアさんフォトオプ列へ。

待っている間、昨夜から考えていたモモアさんとのフォトオプの時のポーズを皆で確認した。私とAさんは一緒に撮るので、モモアさんの両方の二の腕につかまりたいね、という話になり、Aさんが「Could you make this pose?(このポーズ取ってくれますか?」と言って両腕を上げたポーズをお願いすることに。Bさんはヘッドロックしてくれ(!)という英語をひたすら練習していた。ちなみに私たちの後ろに並んでた女性がアクアマンのコスプレしてて、めっちゃ背高くてカッコよかったけど槍がBさんにザクザク当たってたらしい。

モモアさんがフォトオプブースの後ろに入るのが見えたらしく歓声が上がる。でも誰かが「ジャケット着てない?」と言うので私たちが辿り着くまで脱いでほしいと願う。直に二の腕に触りたい一心。

モモアさんのフォトオプ、めっちゃサクサク進む。早い早い!早いよ!あっという間に順番。

モモアさん、途中でレザージャケット脱いだっぽい!ラッキー!

で、でかいけどやっぱ顔ちっさいな?190越えとは聞いていたし近付くと大きいんだけど、何だろう、スタイルが良すぎて大きさを感じない。でも大きい。

前の人とは両肩を抱く感じで撮ったので、モモアさん、私とNさんにも両腕を広げて迎えてくれようとしたんだけど、Nさんが両腕を上げたポーズして、と言うとオーケー!となってポーズ取ってくれたのでモモアさんの二の腕に2人でつかまる。私はちょっと本気で体重かけた。1ミリくらい浮いた。けどAさんは(後から終わって写真見たら)可愛く片足を上げたポーズを取っていたらしく、撮影後2人そろってブースから出されワーッと出て行った時Aさんが「足つった!」と叫び私は「ウソでしょ?!」と声を上げた。めっちゃ笑った。

そのあとBさんは無事(?)ヘッドロックされ、ブース内が笑いに包まれたらしい。後で写真を見せてもらったけど最高に楽しい写真だった。アイデア大事。

で、この時点でモモアさんとの写真は後で取りに行くとしてまず待機列内に戻らなければならない。3人で、待機列に入るための待機列(ぎゅうぎゅう)に突っ込み、進めなくなったところで先頭のCさんに周りの人たちが「どこに行きたいの?」と訊いてくれて、ヘンリーカヴィルVIP!って言ったら別の入口を教えてくれた。ちょっと脇に逸れるだけで荷物検査のところに辿り着いた。

ヘンリーVIP待機列に戻る。モモアさんのフォトオプ感想など言いながら待った(と思う)。

ヘンリーVIPフォトオプ、Cさん、Aさん、私、Cさんの順番で行った。

Aさんはカルくん(ヘンリーの愛犬)の絵を描いたクッションを持ってきており、それと一緒にヘンリーと写真を撮りたい&プレゼントとして渡したいが、フォトオプは秒の勝負なのでヘンリーに渡せなかったらどうしよう…と不安がっていたから、もし渡せなかったら私とCさんで(渡して!!渡して!!)って言おうねと話していた。

で、私はといえば、ヘンリーの横顔が好きなので、なんとかして横を向いた写真を撮ってほしいな~と思っていた。普通にやると正面の写真ばかりなので。しかし問題はそれを英語で伝えられるかどうかである。

まずCさん。CさんはヘンリーのVIPとGAフォトオプチケットがあったので2枚連続で。最初ハグ写真、次はヘンリーに片手を挙げてもらうスーパーマンポーズで。でもヘンリー、挙げた手が顔にかぶってたかCさんと角度合わなかったかで、カメラマンに「ちょっと上げて(下げて)」と言われる。Oh!って言って手の位置直したのがかわいかった。

続いてAさん。まずAさんからクッションを渡されたヘンリー、クッションに描かれたカルくんを見てパァッと明るくなった。そしてAさんとパシャリ。そのあとAさんがヘンリーから離れる時、アッ…と私たちの誰もが思った瞬間にAさんがヘンリーにクッションを渡すと、ヘンリーの顔がパァァ…!と笑顔になった。グッジョブ!!Aさん!!後で見せてもらった写真、カルくんクッションを持って写るヘンリーの笑顔が柔らかくて、皆で幸せになった。

そして私である。ハーイ、と言ってくれたと思う(思う)。何とか横を向いた写真を撮影してもらうため、カメラに対して横を向いて「Could see my eyes?(私の目を見てくれますか?)」と言うとヘンリーがウン?みたいになって私の目を見てくれた(しぬ)。そのままシャッター切って欲しかったがなかなかストロボ焚かれない。どうやら目線をカメラにやらないとシャッター切れないルールらしい。スタッフが何やら大声で言っていて、ヘンリーがカメラの方を気にする。私、英語がうまく出てこない。「Don’t look into a camera.(カメラは見ないで)」は言えたかどうかわからない。でも身振り手振りで「I love your side face.(あなたの横顔が好きなの)」って言ったらニッコリ笑ってくれたから、ヘンリーが身体の前で組んだ手に自分の手を乗っけた。多分それでもまだスタッフが何かしら叫んでたので、私はGo ahead!とスタッフに言った。

そしてパシャリ。

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それで撮れた横顔写真がこちら。

スタッフの大声が飛び交う中で撮られたとは思えないくらい穏やかな笑顔。

思い返すと、ヘンリー、こちらが何か言いたそうにしてると、トチっても周りが何か言ってきてもじっと待っててくれた。そんで理解するとリアクションくれて、笑ってくれて、本当にいい人。その一瞬だけは自分にだけ笑ってくれたんだよなぁと思うと心があったかくなる。

私の後ろに並んでいたBさんによれば、私がフォトオプの時トチっていて周りのスタッフが何か言ってる中、ヘンリーはトチりまくってる私の話をウンウンと聞いてくれていたそうだ。そしてニッコリ笑ってくれた。その笑顔につられて、写真では私もニッコリ笑ってるのだ(そこはトリミングしてるけど)。ああ、つくづくいい人。

 

さて、ここまでが”心臓が口から出た”部分。この後すぐに心臓が口に吸い込まれる事態になる。すべてのオートグラフ&フォトオプが終わって、次はジャスティスリーグのキャストによるパネル。

私たち4人はヘンリーのVIPチケットを取っていたので、本来ならパネルにVIP席が用意されているはずだった。けれど、指定された場所で待っていてもいつまで経っても案内されず、パネルの客席の前部分は既に人で埋まっている。

嫌な予感。スーツを着たスタッフらしき人が来て、並んでいる人たちに

「君たち何で並んでるの?」

と訊く始末。えええー。

館内放送で1度だけ「パネル客席前方に座っている人は移動してください」みたいなアナウンスがあったけど、動くわけない。

そしたらスタッフの男性が並んでいる人たちの真ん中辺りに立って、突然に「俺に付いてきて」と言い出し、並んだ列がぐちゃぐちゃにスタッフに付いていくことになり、私たちの不信感が高まる。どこを見ても良い席はもうない。

案内された先はパネルに向かって右端の後ろ側の席だった。多少ステージに近いだろうけど、そこから見てキャストたちは縦に並んでいる上、スクリーンがまるで見えない。

私たちは案内された席には座らず正面から見える場所に立って見ることにした。VIPチケットは一般入場より100ドル以上高く、それにはパネルで前列に座れることも含まれているはずだった。これはいくら何でもひどい。

とはいえキャストたちは既にステージに上がり、パネルは始まっていた。モモアさんに関しては他のキャストが来るまで15分ほど1人でステージに上がり、文字通り場をつないでいた。私たちはパネルを純粋に楽しむことにした。

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すごくアットホームであったかいパネルだった。ジャスティスリーグのキャストたちの関係(家族みたい)や、役への取り組み方などが話されていて、観客を交えて盛り上がった。普段YouTubeで観る動画って本当にこんななんだな…とまだどこか現実感がなかった。(この時のパネル、どこかに動画が転がっていたのでいつかちゃんと訳したい)

 

はぁー。終わった。

私たちのコミコンが終わりました。

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4人で夕食を囲み、ヘンリー談義に花を咲かせる。感想を言い合えることも、友達とコミコンに行く醍醐味だと思う。

Cさん、飛行機の時間が迫って夕食の途中でお別れ。つくづく、コミコンのためだけに渡米とは、真の猛者(私たちのことは棚に上げておく)。

 

さて、今回でコミコンレポは終わるが、旅程はあと2日あるのでもうしばらくお付き合いいただきたい。明日はマンハッタン移動だ。