初コミコン記録④(渡米編)

いよいよ渡米の朝である。

諸々の事情を鑑みて、空港には朝8時集合ということになった。

このブログの最初の記事にも書いたとおり、私は早起きが苦手だ。それも徹底的に苦手だ。幸い我が家から空港までは電車で40分ほど。よほどポカをやらかさない限り大丈夫だと思うが、ドのつく心配性の私はそうは思っていなかった。

ざっとタイムテーブルを考えても、家を出るのが7時、起きるのが6時。普段は夜も更けた2時3時に眠る人間がどうやったら朝6時に目が覚めるのだろう。根性という文字をとうの昔にドブに捨てた私は、「いっそ寝なければいいのでは?」などと考えた。

家人に至っては、「そんなに不安なら前乗りすれば?」と言ってきた。こやつも私を信用していない。さすがよくわかっている。しかしいくら何でも都内から都内に移動するのに前乗りはどうか。貧乏性でもある私は当初思い立った「寝ない」作戦で臨むことにした。

結果どうだったかと言うと、4時過ぎまで起きてたけど耐えきれなくなり6時まで寝た。「寝ない」作戦はどこに行ったのか?つまるところ私には早起きの根性もなければ徹夜の体力もなかったのだった。しかしとにかく6時には起きた。

 

AさんとBさんとLINEで連絡を取り合い、無事3人とも8時前には空港に着いた。無事チェックインし、荷物検査、出国審査(旅行者が少なすぎて審査官が暇を持て余していた)を無事通過。晴れて日本を出国した。

空港の出発ロビーに行くのは好きだ。不安と期待が入り混じって、ちょっとだけ期待が勝つ。

 

ところで、空港に向かう途中にツイッターをチェックしていたら、コミコンに参加予定だったジョン・バーンサルさん(Netflixのドラマ「パニッシャー」の主演俳優)の参加が急遽キャンセルになった。AさんとBさんはヘンリーに加えバーンサルさんとのフォトオプ(デアデビルの主演俳優チャーリー・コックスさんとのペアフォトオプも含め)を買っていたので落胆していた。この時点でバーンサルさん単体のフォトオプおよびオートグラフは自動キャンセル、ペアフォトオプはバーンサルさんに代わりデアデビルディフェンダーズのエレクトラ役エロディ・ユンさんが務めることとなった。

バーンサルさんはカリフォルニア州の山火事が自宅近くまで迫ったために避難しなければならなくなり、コミコンの参加キャンセルを決めたという。参加キャンセルに様々な理由はあろうが、これは実にやりきれない。

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ヘンリーはどうであろうか、直前の直前でキャンセルとかあり得るのでは?とソワソワしていたが、一方でヘンリーは自身のInstagramで「コミコン中に宝探しやるよ!!」とやる気満々な動画を上げ、自ら企画を紹介していた。

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彼のこんなに楽しそうな動画は見たことがなかったし(Instagramを見ていただければわかると思うが少し不思議な雰囲気を纏った俳優なのだ)、いろんなコミコンに行った人たちの話はツイッターで流れてくるけれど、参加する俳優自らがコミコンに来るファンに向けて宝探しゲームを企画するなんて今まで聞いたことがなくて、とてもうれしかった。

ヘンリーは十中八九来るだろう、とAさんとBさんと話し、我々は機上の人となった。