シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ【ネタバレ感想】【1/2回目】

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marvel.disney.co.jp

以下、全てネタバレです。(ふせったーからの転載)

 

 

・バッキーのバイクの盗み方とその後の乗り方が死ぬほどカッコよかった…

ブカレストでキャップとバッキーが特殊部隊に襲われた時、一瞬2人で盾の後ろに隠れたの見て萌え尽きるかと思った

・最後にトニーがバッキーを支えて去るキャップに、「その盾は父が作ったものだ、置いて行け」って言った時、キャップがあっさり盾を置いて行ったの、トニーは堪らなかっただろうなぁと思った。
今回ますますトニーの両親への思いが拗れてたし、父に愛されていなかったことの寂しさと父が褒め称えていたキャップとアベンジャーズを結成した誇らしさと、そのキャップと決別した悔しさが綯い交ぜになってて、もうこれ愛憎劇観てるのかな?と思った。
両親を殺したのがキャップの親友でヒドラに洗脳されたバッキーだったと知って途端に我を失って闘いを挑んだけど、キャップもバッキーもトニーを殺す気はなかっただろうな。キャップは最初バッキーに逃げろって言ったし、闘わざるを得ない状況を作り出したのはトニーだし。キャップの象徴とも言える盾を「置いて行け」と言ってキャップがあっさりと盾を置いて行ったのは、トニーにとっては本当の決別を意味したんじゃなかろうか。それともまた盾を取りに戻って来るかもという一縷の望みになったかな?
それにしても本当にキャップは最後までバッキーを守り切ったなぁ…

・不覚にも最初に出てきたのが若いトニーでちょっと笑っちゃったけど、ハワードが出て来て笑いが引っ込んだ。しかしハワードがドミニク・クーパーだったらもっと涙ちょちょ切れてたと思う。ハワードの死は、エージェントカーター観た後だとなお辛い

シビルウォーで1番驚いたのはラムロウだった。えっ、あれで出番終了?!WSであんだけ壮大なフラグ立てといて?!またカムバックとかないの?!

・キャップに盾を置いて行かれてしどけなく座り込んだトニーの画は完全に昔の男に再会した妻に離婚を切り出されて泥沼離婚裁判の挙句負けて最後の望みを父の形見の盾に込めたんだけどそれも突き返された夫だったね。
異論は認めます

シビルウォーの最後でバッキーが冷凍睡眠を自ら選んだことに辛さを感じてる方がいて、そうかーと思った。バッキーが洗脳の残る自分を持て余してる感じがあったから、ああ言う選択もあるのかなと思ったけど、あれは本当に辛い選択なのかな…?ワカンダで国王に守られて、洗脳が解ける方法を探してもらう間眠るのは現状ベストな気がするんだ。で、バッキーのどんな気持ちからの選択か、と考えると、何よりもう自分の意志に反して(スティーブ含め)誰も傷付けたくない思いがあるんだと思うけど…。もう1回観ないとなー。

・バッキーが潜伏してたのがルーマニアブカレストっていうことにまずウグッとなった。セバスタの故郷じゃん…しかも現地語喋ってたよね?バッキーはロシア語だけじゃなくルーマニア語、あとベルリンの空港の駐車場のアナウンスを聴き取れてたからドイツ語も理解してた。ウィンターソルジャーは何ヶ国語も話すってバッキーが言ってたけど、きっとバッキーも話せるの英語含めた4ヶ国語だけじゃなさそうだね?

シビルウォーは、キャップをキャプテン・アメリカとして見るか、スティーブ・ロジャースとして見るかって所で意見が分かれそうだなと思った。同一人物だけど同一人物じゃない。一方はアメリカの正義と理想の象徴を背負った人物、一方はブルックリン育ちの無鉄砲な少年。
前者はファーストアベンジャーでキャップがバッキーを助けて帰った基地で「Let's hear from Captain America!」って言われて初めて意味を成した称号、後者はキャップがバッキーに「キャプテン・アメリカについて来てくれるか?」と聞いた時「まさか。俺が付いてくのはブルックリン育ちの無鉄砲なもやし野郎(the little guy)だ」と答えたthe little guy=スティーブ・ロジャース
キャップは根っからの兵士だけど、幼い頃、まだ誰でもなかった頃に共に過ごしたバッキーの存在はその奥底にずっとあって、消えることはない。だから今回キャップはキャプテン・アメリカの称号を捨てることになってもスティーブ・ロジャースとしてバッキーを救いたかった、今度こそ手を離す気はなかったんだなって思うと泣けてきたし何かこの文章すごいstuckyでごめん

シビルウォーシャロンがペギーの姪だったと判明するわけだけど、だとしたらWSでペギーを見舞った後のキャップがアパートメントに帰った時にシャロン(隣に住む看護師ケイトになりすましてる)が電話で伯母さんと話してるの、もしかして電話の相手はペギーだったりした?と考えた。スパイが任務中にプライベートな電話受けないよね…と思いつつ、電話を切ったシャロンが「伯母はちょっと不眠症気味で」って言ってたの思い出して、ペギーがキャップ帰った後に姪っこに真っ先に電話してキャップがアパートメントに帰って来るまでずっと『スティーブが来てくれたのよ』って話してたらどうしよう、涙腺破ける

 

---2回目鑑賞後感想---

・MARVELのロゴ出たところで流れたBGMがキャプテン・アメリカのテーマで泣いた

・バッキーのセーフハウスでドイツの特殊部隊と戦闘中、バッキーが倒した1人が階段の吹き抜けから投げ出されたのを間一髪掴んだキャップが、字幕ではバッキーに「行け」って言ってるんですけど、英語の台詞は"Come on."で、これって『こっちに逃げろ』の意味で字幕の「行け」なのか、それとも本当は数十秒前に「俺は誰も殺さない」と言ったばかりのバッキーが1人殺しかけたから『この野郎しっかりしろ』の意味なのかな〜?と思ってみた。吹替観てないから日本語の台詞がどうなってたのかわからないけど…( ˘ ˘ )

・シベリアでトニーとキャップが見たバッキーによるハワード暗殺の映像で、路肩に突っ込んだ車から這いずり出たハワードが字幕にはなかったんだけどか細い声で"Help my wife...please."(妻を助けてくれ)って言ってるの聞こえて震えた。ハワードの業が深い。超人血清を運ぶのに何で妻を帯同したのか、家族を巻き込むことを考えなかったのかって思うと。
バッキーは、ハワードはメタルアームで殴り殺したけど奥さんを右手で殺したと言うことは、多分その時の感触もすべて覚えてるはずで、苦しい。
トニーは、両親がバッキーに殺されたことは映像を見てわかったけど、超人血清を運ぶ道中だったことはわかったんだろうか…。

・ジモがキャップの目を覗き込んで「青にわずかに緑が入ってる」「完璧な青じゃないんだ」と言うの、後者の台詞は『欠点(flaw)があるのはいい』と言うような英語を言ってるんだと確認したのに英語を忘れた。
"That's good thing to have the flaw."だったかな〜。
高潔で理想に燃えるキャプテン・アメリカの欠点/弱点(flaw)はバッキーだったんだな…ウッ泣

・2回目観て改めて思ったけど、ティ・チャラはかなり無鉄砲でしかも話聞かないよね…。パパ殺されて犯人として報道されて真偽も確かめずバッキー殺しかけるし、ワカンダでは殺人即処刑なの…?
空港でバッキーと闘った時、バッキーが「俺はあなたの父を殺してない」と言ったのに対して「ではなぜ逃げた?!」って訊くんだけど、ファーストコンタクトがブカレストでいきなりブラックパンサーのフル装備で殺意剥き出しで襲い掛かって来られたら誰だって逃げると思うよ陛下…。
そのあとキャップとバッキーを匿ってくれたからプラスマイナスゼロな気がするけど、陛下、バッキーにごめんなさいしたかな?
それはそうとラストに映ったワカンダの滝の向こうのクロヒョウ像、めっちゃカッコよかったな…。

・キャップのトニーへの手紙の背景で、刑務所破ってサムたちを助けに来て、暗闇から歩み出るキャップが最高にカッコよかったね…

・キャップとシャロンのキスシーンの直前、後部座席のバッキーが助手席のサムに「席を前にずらせよ」と言ったら「やだ」と答えられた後に身体を左(向かって右)にずらしてた気がした。ニヤニヤが止まらない。
キスするぞキスするぞ、と思って前に身を乗り出したかったんだけど無理だからちょっと見やすい位置に動いたのかな、と思ったらニヤニヤが止まらない。
キスシーンの後のサムとバッキーと同じ顔してる。