初コミコン記録番外編②(今日こそマンハッタン〜そして帰国)

朝が来た。やはり早めに朝食を取り(書く機会がなかったが、ホテルの朝食が毎日少しずつ違って割と良かった)、チェックアウトして出発。

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BさんにUberを手配してもらって迎えに来てくれたドライバーの人は、恐らく行き先を見ておらず、「JFK空港に行くの?」と言っていたが、マンハッタンだよと答えても嫌な顔ひとつしなかった。ドライバーの人はパキスタン出身で(国名を覚えていてくれたBさんありがとう)、普段はマッサージ師をしており、日本にマッサージを学びに行ったことがあると話してくれた。

ホテルからコミコン会場までは5〜10分ほどで、Uberのドライバーともそれほど話す機会がなかったが、結局マンハッタンに入るところが大渋滞で、予定の倍ほどの時間が掛かったので、話す時間もたっぷりあった。彼はマンハッタンのビルが見え始めると指差して名前を教えてくれたり、渋滞に巻き込まれた時には「この辺の渋滞はヤバいなぁ」と焦りつつも決してネガティブな感情は出さず、道路脇の広告を見つけては「iPhone好き?」と話しかけてくれたり、実に穏やかでいい人だった。

Uberはすべてアプリ内でのやり取りなので、その場では金銭の授受はない。ようやくホテルに着いてドライバーさんと別れる時、全力でありがとうを言って、ホテルに入ってからBさんがUberのアプリを通してドライバーさんにチップをあげてくれた。

 

チェックイン後、荷物だけを預けて散策開始。

まずはタイムズスクエア

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これぞニューヨーク!!って感じの風景。

ひとしきりタイムズスクエアを堪能した後、3人でアメコミグッズを売っているThinkGeekへ向かう。

www.thinkgeek.com

タイムズスクエアからそれほど遠くないので、歩く。

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マンハッタンは街歩きが楽しい街だが、この時ばかりは街中に警察官が大量にいた。マシンガンで武装した警官もいた。

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しかし街行く人たちは普段通りに歩いていて、私たちも人混みに紛れた。

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マンハッタンは本当に歩くのが楽しい街だ。どこを見ても写真を撮りたくなる。

さて、辿り着いたThinkGeekで私は、ついに念願のものを手に入れた。

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キャプテンアメリカの盾型バックパック。

ThinkGeekのサイトにも載っているが、アメリカとカナダ以外には配送不可で涙を飲んだ代物である。

バックパックが海を越えられないなら、私が越えてやる。ということで海を越えて手に入れた。

 

続いて地下鉄に乗り、アメコミショップのForbidden Planetへ。

forbiddenplanet.com

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扉からインパクト大で、AさんとBさんが「扉の横に立って!写真撮る!」と言って写真を撮ってくれた。

店内は、アメコミだけでなくグッズもいっぱいあって、アメコミファンの天国みたいだった。

 

この後、3人それぞれ別行動をして、日が暮れてからまた待ち合わせ、夜のタイムズスクエアへ。

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うーん、醍醐味。ただ、TOSHIBAのロゴはもう見られなくなるなぁ。

そして、ロックフェラーセンターへ。

道中、巨大なクリスマスオーナメントを見つける。おお、気合い入ってる。

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マンハッタンは夜も人通りが多く、テロがなければ本当に美しい街で、写真を撮りながら歩いているうちにロックフェラーセンターに着く。

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ロックフェラーセンターと言えばこれ。

一面の人だかりだった。

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しばし写真撮影タイム。

 

その後、AさんとBさんが観たい映画(『君の名前で僕を呼んで』)が上映されている映画館の前までついて行ってチケットを買うのをお手伝いした。

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(AさんとBさんが行った映画館ではないが、ポスターが並んでいたのが嬉しかったのでパシャリ)

そして映画が始まるまでアジア系の食堂で時間を潰し、2人と別れて私はホテルへ帰った。

ホテルの近くのコンビニで水とフルーツと明日の朝食(ヨーグルト)、サブウェイで夕飯を買い、部屋のベッドに広げて食べた。行儀が悪いが、最高にリラックスした時間だった。

 

部屋に帰ってきたAさんが、「映画面白かった!」と言っていて良かったなぁと思った。 

sonyclassics.com

www.youtube.com

『君の名前で僕を呼んで』は日本では4月公開。

 

そして翌日、午前中の飛行機だったのでかなり早めに起きてホテルを出た。

荷物に入らなかった盾型バックパックを背負ったら、AさんとBさんに大好評で嬉しかった。

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地下鉄で空港に辿り着き、モノレールに乗っていた時、今回の旅で空を撮ってなかったことに気がついたので撮った。

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この広がりが好き。

またアメリカに行くだろうけど、新鮮さを忘れないようにしたいなぁと思った。

 

そして旅の最後、出国審査&荷物検査の時に事件は起きた。

最後までアメリカ面白いな!!と思った。

いろいろあるけど、その隙間というかゆとりというか、緩やかさをなくさないでほしい。

 

 

最後に、旅を共にしてくださったAさん、Bさん、そして現地でお会いして仲良くしてくださったCさんにお礼を言いたい。

1週間近く同室で過ごし、お互いの心地よい距離を確保させてくださったAさん。

Uberでの手配を一手に引き受けてくださり、終始明るくいてくださったBさん。

ヘンリーとの得がたい体験をお裾分けしてくださったCさん。

ありがとうございました。

 

 

ー了ー

 

 

初コミコン記録番外編①(マンハッタン移動のはずが)

マンハッタン移動の日の朝。

少し早めに起き、3人で朝食を取りながら何気なくツイッターをチェックしていたら、フォロワーさんがリツイートした日本語記事が目に入った。

『NYマンハッタンでテロ』

一瞬凍った。

英語でも検索すると、確かに今朝マンハッタンでテロがあったとの記事が載っており、アメリカのメディアの公式ツイッターでもそのことが報じられていた。どうやら本当にテロが起きたらしい。

Bさんのスマホにもお友達から心配を伝えるLINEが入る。私は親と家人に無事を知らせるメールを送った。

とりあえず朝食を終え、部屋でTVをつけて情報収集をする。繰り返しテロによる街の混乱のニュースが流れる。

今回のことで、ニュースのテロップに出た「IED(Improvised Exprosive Device)=簡易爆発物、即席爆発装置」という英語を知ることになった。

3人で、これからどうするかを話し合った。つまり今日これからマンハッタンに移動するかどうかである。

edition.cnn.com

 

www.jiji.com

犯人は早々に捕まったと報じられ、他の爆発物を探索中とも報じられていたが、爆発物の探索はルール(小さな爆発の後に人が集まってきたところでさらに大きな爆発を起こす手口を防ぐため)に基づいたものであって、多分これから徐々に混乱は収まっていくだろう。

しかし問題は、私たちがUberでマンハッタンに向かおうとしていたことにある。ただでさえ渋滞するマンハッタンに、テロ直後に車で向かうのは無謀なことに思えた。人が多い中でまた何か起きないとも限らない。さらに、宿泊するホテルに最も近い地下鉄の路線はテロにより区間封鎖されていた。これは怖い。

私たちは話し合った結果、今宿泊しているロングアイランドのホテルにもう一泊することにした。問題は部屋が空いているかどうかだが、フロントで尋ねると幸いにも空いていた。

そしてマンハッタンで宿泊するはずのホテルにも連絡した。こちらは電話である。思えば私にとって久方ぶりの英語での電話。すごいトチった。説明がうまく行かない。要は「今日からそっちに泊まるはずだったけど行けない。でも明日は行くから、部屋を押さえておいてもらえる?」と言いたいだけなのだが、それがうまく伝えられない。最初はAさんの代わりに(Aさんの名前で部屋を取っていたので)電話をしたが、本当にトチりまくって2度目の電話でようやく伝えられた。次にBさんの代わりに電話した時には、前回の反省を生かしてすらすらと言えた。電話も訓練なのだということを思い出した。

次に、AさんとBさんが今夜行くはずだった舞台のチケットを払い戻しできないか訊くため問い合わせ電話に電話してみたが、オペレータが出る番号が案内されず諦めた。

AさんとBさんにはご迷惑をかけつつ元気づけていただいた。ありがたい。

 

電話も終わったところで、近くにある(と言っても割と歩くのだが)TARGETというアメリカ全国にあるチェーン店に行くことにした。

とてつもなく巨大な店だ。が、写真を撮り忘れた。

留学時に、何か必要なものがあるとそこへ行っていたほど何でもあるお店だが、どうしても欲しいものは多分ない(当時の個人の感想です)。

私の記憶では生鮮食品は置いていなかったはずだったが、ロングアイランドのお店には野菜なども置いてあった。 生活に必要なものはたいていここで揃う。

アメリカ全国にあると書いたが基本的に郊外にしかないので、マンハッタンやLAなどの観光客が多い場所にはまずない上、いかにもアメリカのスーパー、という感じの品揃えと雰囲気なので、AさんとBさんがすごく楽しそうにお買い物されていた。見ていてこちらも楽しくなった。

私はTARGETでモモアさん表紙の雑誌を買った。いま思い返すと店内の写真くらい撮れよと思う。

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アメリカに対する新鮮さをなくさないようにしたい。

 

TARGETの後、ホテルに近い方のショッピングモールへ移動し、イタリアンのお店でお昼。美味しかった。

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(ノンアルコールカクテルを頼んだらお洒落なメイソンジャーで出て来た)

 

昼食を終えてモール内のTRADER JOE’Sで夕飯を買い、その後AさんとBさんはUberを手配して近くの古い家並みを見に行き、私は部屋でダラッとした。どうダラッとしていたかよく覚えていないくらいダラッとした。

夕飯は、ホテルに設置されている電子レンジで温めたギリシャ風のチキンライスやサラダやチップス。

ホテルの部屋で皆でテレビを見ながら夕食。最高にリラックスできた。

 

AさんとBさんが、イレギュラーなことも受け入れた上で切り替えて楽しむことができる人たちで本当に良かったなぁと思ったし、テロという非日常的な出来事があった時に1人でなかったことも幸いだと思った。

明日こそマンハッタン(多分)。

 

 

 

初コミコン記録⑧(コミコン最終日:心臓が口から出て戻ってきた編)

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雪が止み、3日目がやってきた。最終日だ。

今日はCさんも加えた4人全員がヘンリーのVIPチケットを取っている。私とAさん、Bさんはそれぞれジェイソン・モモアさんの一般フォトオプチケット、Cさんはヘンリーの一般フォトオプチケットも。

昨日で諸々のスケジュールがあてにならないとわかった上、今日は昨日より開催時間が短い。時間との勝負である。

今日は全体的に、オートグラフが先、フォトオプが後に設定されていた。

オートグラフの前にヘンリー主催の宝探しに奔走。ニアミスが複数回あったものの、結局ゲットすることはできなかった。

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宝探しゲームとは関係なく撮ったこれらの場所に宝が隠されていることもあった。悔しいー。

 

さて、以降、コミコン覚え書きメモを元に書いていく。

3日目の記事で今さら感だが、コミコンは複数人で行くと楽しさが倍増すると思う。オートグラフやフォトオプに並ぶ時に友達と一緒だと緊張が解れるしテンションが上がる。そして、友達と俳優さんが触れ合ってるところが見れるし、自分と俳優さんが触れ合ってるところを誰かしらに見ていてもらえる。憧れの俳優さんを目の前にしたらほぼほぼ記憶が飛ぶ(私もそんなまさか記憶が飛ぶなんて、と思っていたが飛んだ)ので、客観的な目はとてもありがたい。いいことづくめ。 

12:45、ヘンリーのVIPオートグラフに皆で待機。Cさん→Aさん→Bさん→私の順で並ぶ。スタジアムの客席部分で待っていると、ヘンリーのオートグラフブースの隣のオートグラフブースにモモアさんの姿が見えてにわかに盛り上がる。

その後、ヘンリーのオートグラフが迫ると、どこからともなく歓声が。皆が1つの方向を向いているので、エッ?と思って同じ方向に顔を動かすと、ヘンリーのオートグラフブースのカーテンの端からヘンリーその人が!!…エッ?カーテンから半身だけ出てる!!皆がワァ…!!と盛り上がり始めたのを見たヘンリー、唇に人差し指を当ててシーッのポーズ。皆がアッと思って一瞬口を噤むと、次に両手を広げて手のひらを上にして盛り上がれ、のポーズ。皆がウォォオ!?と盛り上がりかけた瞬間にスッとカーテンの中に消え、皆がウォ…オオ…?となった。何だったのかわからなかったけどとても楽しかった。

そしていよいよオートグラフが始まる。CさんとBさんと私はオートグラフ中にプレゼントを渡す予定だった。

Cさんはサイン中、ヘンリーにお手紙を渡して少しお喋りしていた。友達がヘンリーとお喋りしてる姿を見られるって新鮮で良い(いや前日に会ったばかりなんだけどもう友達扱いです)。Aさんは少し緊張してしまったのか、さらっとサインをもらって終わった。Bさん、サインの後にカルくん(ヘンリーの愛犬。Instagramにもたびたび登場するのでぜひご覧ください)の絵を描いた色紙をヘンリーにプレゼントしたら、ヘンリーがひと目見て喜んで、ハァア…!ってなってた。良いものを見ました、ありがとう。

そして私の番だが、ヘンリーのInstagramで最近グレイシー柔術のトレーニングのことを投稿していたので、日本の柔道着を作っている会社が販売している柔道着の生地でできたトートバッグを用意していた。→(Obi Tote Bag オビトート

これがまぁまぁでかい(ヘンリーにはちっちゃいだろうなとは思ったけど)。あと、神保町に出かけた時に見つけた昔のスーパーマンの映画パンフも2冊(でもヘンリーはスーパーマンを演じるにあたって前のスーパーマン映画を観ていないことを後で知った。やっちまった)。

アンクルのパンフにサインしてもらった後、「I have something for you. May I show you?(プレゼントがあるんだけど、見せていい?)」と訊くとン?というか顔をしてyesと言ってくれたのでバッグを見せ、「このバッグは柔道着で作られています」と辛うじて言い、「websiteに英語のページがないから翻訳した」とも辛うじて言った(気がする)。ヘンリーはたどたどしい英語とちゃんと目を見て聴いてくれた。

そして2つめのプレゼントを渡そうとしたあたりで時間オーバー。スタッフに剥がされた。手紙も渡した気がするけど記憶がない。ヘンリー宛にしたから大丈夫だとは思うけど、どっかに落ちてなければいいけど。(↓用意したプレゼント)

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ここでAさん、Bさん、私の3人はモモアさんのフォトオプに行くためCさんと一旦別れた。

しかしフォトオプブースに行ったら、モモアさんのオートグラフ終了が遅れている関係で、先にヘンリーのVIPフォトオプやるよ!とアナウンス。ヘンリーのVIPフォトオプはCさんも撮るのに!フザケンナーーーとなりながらCさんにLINEしまくり、既読つかない!と焦りながらとりあえず入場。その後Cさん合流してひと安心。しかし今度はそのヘンリーVIPの列が一向に進まず、スタッフがモモアさんのフォトオプの人いる?と訊いてくる。ハイ!ハイハイ!と手をあげると、今度はヘンリーは遅れててモモアさんが先に来るから列移って、とのこと。スタッフは私たちの集団を見てWさんだけが残るのに気付き、「友達にここのスポット取っておいてもらって、あなたたち向こう行って」と言うのでCさんに後を託しモモアさんフォトオプ列へ。

待っている間、昨夜から考えていたモモアさんとのフォトオプの時のポーズを皆で確認した。私とAさんは一緒に撮るので、モモアさんの両方の二の腕につかまりたいね、という話になり、Aさんが「Could you make this pose?(このポーズ取ってくれますか?」と言って両腕を上げたポーズをお願いすることに。Bさんはヘッドロックしてくれ(!)という英語をひたすら練習していた。ちなみに私たちの後ろに並んでた女性がアクアマンのコスプレしてて、めっちゃ背高くてカッコよかったけど槍がBさんにザクザク当たってたらしい。

モモアさんがフォトオプブースの後ろに入るのが見えたらしく歓声が上がる。でも誰かが「ジャケット着てない?」と言うので私たちが辿り着くまで脱いでほしいと願う。直に二の腕に触りたい一心。

モモアさんのフォトオプ、めっちゃサクサク進む。早い早い!早いよ!あっという間に順番。

モモアさん、途中でレザージャケット脱いだっぽい!ラッキー!

で、でかいけどやっぱ顔ちっさいな?190越えとは聞いていたし近付くと大きいんだけど、何だろう、スタイルが良すぎて大きさを感じない。でも大きい。

前の人とは両肩を抱く感じで撮ったので、モモアさん、私とNさんにも両腕を広げて迎えてくれようとしたんだけど、Nさんが両腕を上げたポーズして、と言うとオーケー!となってポーズ取ってくれたのでモモアさんの二の腕に2人でつかまる。私はちょっと本気で体重かけた。1ミリくらい浮いた。けどAさんは(後から終わって写真見たら)可愛く片足を上げたポーズを取っていたらしく、撮影後2人そろってブースから出されワーッと出て行った時Aさんが「足つった!」と叫び私は「ウソでしょ?!」と声を上げた。めっちゃ笑った。

そのあとBさんは無事(?)ヘッドロックされ、ブース内が笑いに包まれたらしい。後で写真を見せてもらったけど最高に楽しい写真だった。アイデア大事。

で、この時点でモモアさんとの写真は後で取りに行くとしてまず待機列内に戻らなければならない。3人で、待機列に入るための待機列(ぎゅうぎゅう)に突っ込み、進めなくなったところで先頭のCさんに周りの人たちが「どこに行きたいの?」と訊いてくれて、ヘンリーカヴィルVIP!って言ったら別の入口を教えてくれた。ちょっと脇に逸れるだけで荷物検査のところに辿り着いた。

ヘンリーVIP待機列に戻る。モモアさんのフォトオプ感想など言いながら待った(と思う)。

ヘンリーVIPフォトオプ、Cさん、Aさん、私、Cさんの順番で行った。

Aさんはカルくん(ヘンリーの愛犬)の絵を描いたクッションを持ってきており、それと一緒にヘンリーと写真を撮りたい&プレゼントとして渡したいが、フォトオプは秒の勝負なのでヘンリーに渡せなかったらどうしよう…と不安がっていたから、もし渡せなかったら私とCさんで(渡して!!渡して!!)って言おうねと話していた。

で、私はといえば、ヘンリーの横顔が好きなので、なんとかして横を向いた写真を撮ってほしいな~と思っていた。普通にやると正面の写真ばかりなので。しかし問題はそれを英語で伝えられるかどうかである。

まずCさん。CさんはヘンリーのVIPとGAフォトオプチケットがあったので2枚連続で。最初ハグ写真、次はヘンリーに片手を挙げてもらうスーパーマンポーズで。でもヘンリー、挙げた手が顔にかぶってたかCさんと角度合わなかったかで、カメラマンに「ちょっと上げて(下げて)」と言われる。Oh!って言って手の位置直したのがかわいかった。

続いてAさん。まずAさんからクッションを渡されたヘンリー、クッションに描かれたカルくんを見てパァッと明るくなった。そしてAさんとパシャリ。そのあとAさんがヘンリーから離れる時、アッ…と私たちの誰もが思った瞬間にAさんがヘンリーにクッションを渡すと、ヘンリーの顔がパァァ…!と笑顔になった。グッジョブ!!Aさん!!後で見せてもらった写真、カルくんクッションを持って写るヘンリーの笑顔が柔らかくて、皆で幸せになった。

そして私である。ハーイ、と言ってくれたと思う(思う)。何とか横を向いた写真を撮影してもらうため、カメラに対して横を向いて「Could see my eyes?(私の目を見てくれますか?)」と言うとヘンリーがウン?みたいになって私の目を見てくれた(しぬ)。そのままシャッター切って欲しかったがなかなかストロボ焚かれない。どうやら目線をカメラにやらないとシャッター切れないルールらしい。スタッフが何やら大声で言っていて、ヘンリーがカメラの方を気にする。私、英語がうまく出てこない。「Don’t look into a camera.(カメラは見ないで)」は言えたかどうかわからない。でも身振り手振りで「I love your side face.(あなたの横顔が好きなの)」って言ったらニッコリ笑ってくれたから、ヘンリーが身体の前で組んだ手に自分の手を乗っけた。多分それでもまだスタッフが何かしら叫んでたので、私はGo ahead!とスタッフに言った。

そしてパシャリ。

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それで撮れた横顔写真がこちら。

スタッフの大声が飛び交う中で撮られたとは思えないくらい穏やかな笑顔。

思い返すと、ヘンリー、こちらが何か言いたそうにしてると、トチっても周りが何か言ってきてもじっと待っててくれた。そんで理解するとリアクションくれて、笑ってくれて、本当にいい人。その一瞬だけは自分にだけ笑ってくれたんだよなぁと思うと心があったかくなる。

私の後ろに並んでいたBさんによれば、私がフォトオプの時トチっていて周りのスタッフが何か言ってる中、ヘンリーはトチりまくってる私の話をウンウンと聞いてくれていたそうだ。そしてニッコリ笑ってくれた。その笑顔につられて、写真では私もニッコリ笑ってるのだ(そこはトリミングしてるけど)。ああ、つくづくいい人。

 

さて、ここまでが”心臓が口から出た”部分。この後すぐに心臓が口に吸い込まれる事態になる。すべてのオートグラフ&フォトオプが終わって、次はジャスティスリーグのキャストによるパネル。

私たち4人はヘンリーのVIPチケットを取っていたので、本来ならパネルにVIP席が用意されているはずだった。けれど、指定された場所で待っていてもいつまで経っても案内されず、パネルの客席の前部分は既に人で埋まっている。

嫌な予感。スーツを着たスタッフらしき人が来て、並んでいる人たちに

「君たち何で並んでるの?」

と訊く始末。えええー。

館内放送で1度だけ「パネル客席前方に座っている人は移動してください」みたいなアナウンスがあったけど、動くわけない。

そしたらスタッフの男性が並んでいる人たちの真ん中辺りに立って、突然に「俺に付いてきて」と言い出し、並んだ列がぐちゃぐちゃにスタッフに付いていくことになり、私たちの不信感が高まる。どこを見ても良い席はもうない。

案内された先はパネルに向かって右端の後ろ側の席だった。多少ステージに近いだろうけど、そこから見てキャストたちは縦に並んでいる上、スクリーンがまるで見えない。

私たちは案内された席には座らず正面から見える場所に立って見ることにした。VIPチケットは一般入場より100ドル以上高く、それにはパネルで前列に座れることも含まれているはずだった。これはいくら何でもひどい。

とはいえキャストたちは既にステージに上がり、パネルは始まっていた。モモアさんに関しては他のキャストが来るまで15分ほど1人でステージに上がり、文字通り場をつないでいた。私たちはパネルを純粋に楽しむことにした。

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すごくアットホームであったかいパネルだった。ジャスティスリーグのキャストたちの関係(家族みたい)や、役への取り組み方などが話されていて、観客を交えて盛り上がった。普段YouTubeで観る動画って本当にこんななんだな…とまだどこか現実感がなかった。(この時のパネル、どこかに動画が転がっていたのでいつかちゃんと訳したい)

 

はぁー。終わった。

私たちのコミコンが終わりました。

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4人で夕食を囲み、ヘンリー談義に花を咲かせる。感想を言い合えることも、友達とコミコンに行く醍醐味だと思う。

Cさん、飛行機の時間が迫って夕食の途中でお別れ。つくづく、コミコンのためだけに渡米とは、真の猛者(私たちのことは棚に上げておく)。

 

さて、今回でコミコンレポは終わるが、旅程はあと2日あるのでもうしばらくお付き合いいただきたい。明日はマンハッタン移動だ。 

 

 

初コミコン記録⑦(コミコン2日目:推しの実在を確認編)

前回は極寒での行列の記憶が強すぎて書いていなかったが、ヘンリー主催の宝探しゲーム”Scavenger Hunt”は1日目からスタートしていた。

1日目、皆が外で並ぶことを見越していたかのように、アメコミアーティストが描いた絵をビニールに入れてスタジアムの周りのポイントに置き、ヒントをInstagramのストーリー(24時間以内に消える動画)で教えるという、まさにデジタル世代の寵児みたいなアトラクション。

Instagramストーリーには絵をゲットするためのヒントと合言葉が映し出され、3秒くらいしか流れないその動画(ストーリーは一時停止ができない)を速攻でスクショする。あとは走る。走る。走る。走る。

1日目は4枚ほど出ただろうか。今思えば1日目がライバルの数は最も少なかったかもしれない。

そして2日目がやってきた。ここから記憶が一気に曖昧になるので、帰国直後に書いたメモを元に記していきたい。

 

*****

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まさかの雪。

昨日の下見の結果、お昼は会場内で買えないことを見越して、Uberの前に近くのサブウェイへ。ヒゲを三角に生やした店員がワンオペで回してた(朝早いのでそもそも客がゼロ)。

注文し、その間にトイレに行こうとしたら鍵を渡される。開いたが鍵が抜けない。そのまま用を足して出るが、鍵が抜けない。三角ヒゲ店員が「そのままでいい」と言うので会計まで済ませる。その後に店員が四苦八苦して鍵を抜く。拍手喝采。

(※余談だが、アメリカの一般的なカフェなどではトイレが利用できるが、物理的な鍵が必要か、買い物をした時のレシートに書かれている暗証番号を入力しなければならないトイレが多い)

 

Uberを呼ぶ。9時半過ぎにスタジアムに着く。一般参加(General Admission)の列ができていたがVIPのドアから入れる。ありがたい。

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今日はヘンリー主催の宝探しをしつつ、時間が来たらそれぞれのフォトオプに散る。このフォトオプがまたトリッキーで、事前に出たスケジュール通りに行くことはほぼない。

例えばヘンリーのフォトオプが12時から、というスケジュールが事前に出されていたとする。これはVIPチケットを買った人の時間であり、一般チケットを買った人はVIPの後になるので、必然的にVIP列の進み具合で時間が変わってくる。更にそこにオートグラフのスケジュールも絡んでくる。結果、時間との戦いとなる。

この日の3人のフォトオプ&オートグラフの予定。

3人全員→ヘンリーの一般フォトオプ、私→ヘンリーの一般オートグラフ、AさんとBさん→それぞれチャーリー・コックス(Netflixドラマ「デアデビル」の主演俳優)&ジョン・バーンサルのペア一般フォトオプ、AさんとBさん2人→(コミコンのフォトオプは1枚のチケットで大人2人まで一緒に写れる)チャーリー・コックスさんの一般フォトオプおよびエズラくんの一般フォトオプのチケット、Aさん→チャーリーさんの一般オートグラフ。

ここで問題になってくるのがAさんとBさんの取ったチャーリー・コックス&ジョン・バーンサルのペアフォトオプだった。エースコミコン運営は、バーンサルさんが参加キャンセルとなった後、すぐさま「デアデビル」の出演女優エロディ・ユンさん(エレクトラ役)の参加を発表。バーンサルさんの抜けた穴をできる限り彼女が埋めることになった。つまりチャーリーさん&バーンサルさんのペアチケットは、自動的にチャーリーさん&エロディさんのペアチケットに移行されることが購入者にメールで知らされた。一方で、購入者はそのチケットを払い戻しできる旨もメールに書かれていた。AさんとBさんは払い戻しを考えたが、しかしメールには払い戻しの手順が書かれていない。

チケット払い戻しの詳細を訊くため、皆でRedemptionというコーナーへ行った。長机の前に長蛇の列ができていて様子を伺うと、どうやらフォトオプやオートグラフのチケットをそこで引き換えるらしいことに気付いた。Redemptionとはそもそもチケット引換を表していたのだった。どちらにしろ並ばなければならなかったわけだ。

チケット払い戻しについて言うと、私の力及ばず、できなかった。どういう順序かわからないが払い戻しはインターネットでやらなければならず、チケットの引換もした後だったのがまずかった(払い戻しについて訊く前に引換をしてしまった)。どれだけ食い下がっても会場では不可能だった。しかも他のチケットとペアフォトオプチケットを発行してしまっていたので、なおさら払い戻しは難しくなった。AさんとBさんは結局チャーリーさん&エロディさんのペアフォトオプをやることにした。申し訳なく思ったが、Aさんのデアデビルコンビとの写真が最高に素晴らしくて、救われた気がした。(Aさんの後にデアデビルコンビとの写真を撮ったBさんが、チャーリーさんに「彼女は君の友達?彼女、とってもラブリーだね!」と言われた話は何度聞いても幸せになる)

フォトオプが始まり、AさんとBさんとはチャーリーさん&エロディさんのペアフォトオプとチャーリーさんフォトオプのため別れ、私は単独行動をした。スタッフ探しである。

この日、エズラくんがファンタビ追撮のためコミコン参加が2日間から1日だけに減ることが発表され、そのため2日分のフォトオプとオートグラフが全部今日だけに詰め込まれることになったのだが、更に3日目(最終日)に行われるはずのジャスティス・リーグのパネルが2日目にずれるという噂をBさんが耳にしたという。しかしBさんにも詳細はわからないとのことなので、私は真偽を確かめるためインフォメーションと掲げるコーナーのボランティアスタッフに訊いた。すると彼は、たいそう愛想よく

「ここにイベントスケジュールがあるだろ?僕はここに書いてあること以外はなーーーんにも知らないよ☆」

と言った。オメー役立たずのくせして何でそんな明るいんだ。私が「じゃあ誰に訊けばいいっての?」と尋ねると、「ボランティアスタッフはダメだね。ブレザーを着た人がいいよ」私「IDぶら下げてる人?」スタッフ「そうそう!Tシャツ着てるやつはダメ!」オメーが着てるTシャツのことかよ。

私は信用できるスタッフ探しの旅に出た。

結論から言うと、オートグラフのブース辺りにいるネイビー(だったかグレーだったか)のブレザーを着たスタッフが大層親切な上に信用できた。1人のスタッフにパネルの変更はあるか尋ねると、わからないと言いつつその場にいた他のスタッフに訊いてくれ、更に彼曰く「このイベントの全てを知っている人」を捕まえて訊いてくれた。ジャスティスリーグのパネルに変更はなかった。

このコミコンで最も難しかったのが、情報の真贋を見極めることだった。

 

情報収集をしているうちに、AさんBさんがフォトオプを終え、Aさんがチャーリーさんオートグラフに行き、私はBさんと合流した。ヘンリーのフォトオプの時間まで、休憩所(だだっ広いスペースにテーブルと椅子を無数に置いただけの場所)で休憩。

時間が迫ると、信じられないくらい緊張してきて休憩所で半分ほどサンドイッチを食べる。口がカラカラで水を飲んでもすぐ渇く。

フォトオプブースは荷物検査が必要であり、待機列のスペースも限られているので、待機列に入れるかどうかはブース前のちっちゃいモニタにこれまたちっちゃい字で書かれる「俳優名/時間/VIPか一般参加/待機列番号」を見て判断する。

フォトオプブースに入場し、並んでる間に遅れていたエズラくんが来て周りが盛り上がる。私もフォトオプブースの中に入ろうとするエズラくんが見えた!!わー。

Aさん合流。ヘンリーの一般フォトオプ列に並ぶ。

ブースの中にいるヘンリーの姿が見えた瞬間、何も考えられなくなる。

 

えっいる?ホログラムでは?顔ちっさ、なのに背たかっ えっもう次の次?私の前でド緊張しているAさんの背中をスタッフさんと共に撫でる。Aさんが行く。

あっ実体だわ。えっ次?えっもう行くの?

えっ 近、

 

目の前、

わ、綺麗 

 

笑顔 

あ、ハロー(ハーイ!って笑顔で言ってくれた気がする)→ハグ(ほのかないい匂い)でめっちゃ手伸ばしたらヘンリーの腰の向こうで自分の両手が合わさった。腰回りがフニっとした。

 

(えっ…?)

 

この時頬にヘンリーの胸が当たっていたはずなのに記憶がない。ただ人生で最高の笑顔はしてたと思う。

 

パシャ!サンキュー! 

 

…えっ…?

 

え?

 

え…

 

いま私、推しに会いました? 

ハグしましたね?

 

フォトオプブースから3人揃って出たが、皆放心していたし、Bさんは感涙していた(ほんとに泣いてた)。

放心しながら、エズラくんのフォトオプに行くAさんBさんと別れ、プリントされた写真を取りに行きデジタルダウンロードの手続きをして、休憩所で1人に座った。
引き続き放心しつつツイートした。

 

 

 ツイートの合間にサンドイッチを食べた。動揺しすぎて、ツーショット写真が見られない。とりあえずデジタルダウンロードはしておいた。
ファーストコンタクトはヤバかった。

 

1人でヘンリーの一般参加オートグラフに並ぶ。オートグラフも緊張するけど、日本から持って来たプレゼントが渡せるかどうかヘンリーの近くにいるスタッフに訊かなければならないので緊張が倍だった。

ヘンリーのエージェントの女性を見かけたけど、訊ける場所にいなかった。緊張を紛らわせなくなりスタッフの人に言って1度トイレに行った。英語話せてよかったと心底思った。

オートグラフが始まる頃になってふと思い立って、ノートに「Could you write my name in Japanese? “ふみ”」と書いてひらがなで名前を書いた。

オートグラフがVIPから始まる。結構早い。

 

わ、わー、いる。

マンオブスティールのパンフを持って行く。フォトオプの時より机1個挟んでるぶんより見上げてる気がする。

ハーイ、と言ってパンフとメモを出しながら、口頭でも「Could you write my name in Japanese?」と言った。

ヘンリー「(ふみ、の字を見ながら)…What’s this? “B”?」

ワイ「This is my name in Japanese.(とか何とか言った気がする)」

ヘンリー「Okay...」

暗めの色のパンフに書こうとして、ネイビーのペンを持っていたことに気づいたヘンリー、最初シルバーのペンを持ったけどゴールドに変えて日本語に挑む。

ふの2画めから書き出したと思う。みは書き順通りだけど、最後の交差するところで書き足す感じ。すごく上手。

ワイ「Perfect! サンキュー」

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(全国の「ふみ」さんに届け)
 

最後に握手した。ヘンリーがなんか言ってたかは覚えてない。ただ握手した手があったかくてふわっと柔らかくて、なおかつ私の手を全部包むくらい大きかった。

オートグラフ後、その辺りにいるスタッフに口がカラッカラの状態で「I have a Henry Cavill’s VIP tomorrow. May I give him some gift directly?(明日のヘンリーのVIPチケットを持ってるんだけど、彼にプレゼントを直接渡せるかな?」(多分なんどもトチった)と訊くと「Yes.」と返ってくる。エッそんなあっさり?ワイ「I mean face to face.(対面でって意味だけど)」スタッフ「Yes.」ワイ「Directly?(直接?)」スタッフ「Yes.」
しつこいな自分。でもそれでプレゼントが渡せることが分かる。

 

ふらふらとオートグラフブースから離れ、AさんとBさんに酸素薄い感じのLINE送る。しかし脳みそに酸素が足りなかったのか、2人のメッセージを全然読めていなかった。(参照:再現画像)

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頭がアホになったまま呆然と2人と合流する。
いろいろヤバかったこととプレゼントを渡せるらしいこととかを伝え、ひと息つく。

 


さて、私たちにとっての2日目が終わった。夕方6時くらいだった気がするが、疲労困憊だった。

この日の夕食はAさんのお友達、Cさんとご一緒することになっていた。Cさんはヨーロッパにお住まいなのだが、ヘンリーのために大西洋を横断して1泊2日でコミコン3日目のみに参加しようという猛者だ(それを言ったら太平洋を横断した私たちは?という話は置いておこう)。

3人でCさんが滞在するホテルに向かい、ロビーで初めましての挨拶をし、挨拶もそこそこにホテルのレストランで夕食。Cさんも言うまでもなくヘンリーファンで、ヘンリー談義に花が咲いた。趣味は人の縁を繋ぐなぁとしみじみ思った。

ゆっくりと夕食を楽しみ、Uberでホテルへ帰った。

 

明日は最終日。

プレゼントは渡せるだろうか?フォトオプはどうしよう?と考えると、当然のことながらよく眠れなかった。

 

 

 

2018年

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私事ではあるが、昨年母方の祖父と父方の祖母が亡くなった。まるで平成の終わりを見たくないとでも言うように立て続けに。当然両親は喪中である。しかし父は次男だし母は嫁いだ身なので、その2人の娘である私は喪中であるべきか否か悩んでいるうちに、家人宛てに次々と喪中はがきが届き、我が家は寒中見舞いを出すこととした。

ということで今年は帰省もしない。地元で過ごした年月より地元の外で過ごした年月の方が長いにも関わらず、生まれて初めて東京で年末年始を迎えた。曇り空も雪も、少し鬱陶しい親戚の集まりもない、不思議な正月。

月日は否応なしに積み上がっていくのだなぁとしみじみ感じた昨年だった。

父母を大事にし、姉家族に適度に逢い、後悔なく、それなりに幸せな1年でありますように。

 

さて、年頭にあたり今年の目標を。

・週に1回は泳ぐor運動する。毎日ストレッチする。

・仕事の単価を上げる努力をするor仕事を習慣化できるようにする。

・海外旅行に行きたい。

 

今年もよろしくお願いします。(次回こそコミコンレポ書く)

 

 

英語、エイゴ、eigo

 

 

いつものようにボヘーっとツイッターを見ていたら、フォロワーさんが「英文をどう読み解くか」を自己流で説明されていて、私は愕然とした。

上に呟いたように、私は完全にフィーリングで英語をやってきたつもりでいた。

しかしそんなことはない。そんなことはあるはずがない。フィーリングでわかるのは母語だけだ。母語すら小中高大で改めて習うものを、私は何を勘違いしていたのか。

とんでもないアホだな~と我ながら驚いた。

驚いたついでにブログ書いてる。ツイッターだとフォロワーさんのTLをスレッドで埋め尽くす暴挙に出そうだったから。

 

で、本題。

英語をどう読んでいるか。私のぼんやりした読解の仕方を以下に記そうと思う。あくまで私のやり方であり考え方なので、「それ違うよ」と言うご意見ごもっとも。これは私がいかに自分の英語力がぼんやりしたものかを思い知るためでもある。

まず英文を見るとする。何でもいい。で、英文の構造をまず見る。中学で英語の文法を勉強した時、SVOとかSVOCとかSVCCとか習わなかっただろうか。

これらが英文の部品だ。

ざっくり言うと、

S=Subject(主語)

V=Verb(動詞)

O=Object(目的語)

C=Complement(補語)

英文はだいたいこの部品で構成されている。

で、ここで頭に入れておくのが、日本語との語順の違い。

上に書いたみたいに、英語の並びは主語+動詞+目的語(および/あるいは補語)。

"He is my friend."という文を日本語に訳すと

「彼は私の友達だ」となる。

日本語は英語と違い、主語+補語+動詞の語順。

 

どんな英文でも、基本的には主語から始まる。主語の意味がわかればその文の主役が何なのか(誰なのか)がわかる。

次に動詞あるいは助動詞(そして過去現在未来=時制)がわかれば主役の状態がわかる。

そして目的語、補語で主役が「どう」するのかor「どう」されるのか、あるいは「何」なのかがわかる。

 

文の構造がそんなもんかとわかったら、単語の意味だ。言語は語彙力が大切とは言うけれど、英文を読んでいる時、必ずわからない単語は出てくる。

これは私が留学時代に教わったことだが、わからない英文はわからないなりに最後まで読んでみる。基本的には、頭からダーッと読む。日本語と語順が違う部分も入れ替えず、そのままダーッと。いくつかわかる単語があったら、その単語の前後の文脈からわからない単語の意味を推測する。そうするとぼんやりとわかってくる。

「単語がわからないと意味もわからないのでは?」と思われるかもしれないが、今はネットで英単語の意味をササッと調べられるので、語順と単語がわかれば英文の意味はだいたい把握できる、と思う。

 

参考にもならない感じのメモ書きで心苦しいが、多分これが英語を読んでいる時(聞いている時)私の脳内で起きていることだ。

しかし今自分で書いていて何より恐ろしいのが、日本の中高大で習った英語のさまざまな構造に関する用語や知識が、留学時代に英語で英語を習った時の文法の授業で習った記憶に上書きされた結果、忘却の彼方に行ってしまったことである。

今さらながら怖い。

 

 

「中の人」に会うことについて

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ジャスティス・リーグを映画館で3回観た。3回めは今さっき観終わったところだ。

私が観に行ける範囲のシネコンで、私が観に行ける時間帯の上映は今週が最後のような気がして、何かに駆り立てられるように観た。

同じ映画を複数回観ることに理解を求めようとしているのではない。

今月の始めのコミコンで、確かに私は映画の中の人(ベン・アフレックを除くジャスティス・リーグの主要キャスト5人:ヘンリー・カヴィルガル・ガドットジェイソン・モモアレイ・フィッシャーエズラ・ミラー)を肉眼で見たのだ。

しかし、映画で観る彼らの姿の現実味に対し、私が体験した現実の非現実味がいや増した。いつもスクリーンやテレビやPCやスマホの向こうにいるのが当然の人たちを、眼鏡越しとは言え肉眼で捉えた時に、私の脳みそが処理落ちしたのではないかと思うほどに現実味がなかった。

こんな体験はしたことがない。世界のどこへ行ってもこんな体験はしたことがなかった。旅行へ行けば行った土地のことがそれなりにわかるはずだ。歩いて、見渡して、呼吸をして、自分をその場に置く。そうして帰国してから映画やテレビなどでその場所が映れば、ああ、あの場所だ、とわかる。その時一瞬だけ、自己の認識とスクリーンやモニタの向こうが繋がる。

けれど今振り返ってみても、コミコンで隣に立って写真を撮った人がスクリーンの中の人と同一人物であるという認識ができていない。

あの時コミコンに一緒に行った方々に「あれは現実でしたか?」と、機会があれば私は何度でも訊いてしまいそうな気がする(そうしないように気をつける)。

コミコンのフォトオプやオートグラフのレポは近々書くけれど、コミコン後初めてジャスティス・リーグを観て感じたことを書き留めておきたかった。

 

いや、まだちょっと信じられないわ…。